横浜ワールドポーターズの新たな顔、「まぐろ問屋 恵み」がグランドオープン
横浜ワールドポーターズにて24年間営業を続けてきた「まぐろ問屋 三浦三崎港」が、同館の大規模リニューアルを機に「まぐろ問屋 恵み」として生まれ変わった。2024年7月11日のグランドオープンを迎え、創業から四半世紀を経て、新たな挑戦で横浜を代表する寿司店へと進化を遂げている。
今回のリニューアルでは、システム化されたオペレーションと「空間演出」へのこだわりが大きな特徴となっている。最新技術を導入することで、顧客満足度の向上と従業員の労働環境改善を同時に実現している点が注目される。
店内で最も目を引くのは、大型映像投影機の「3Dファントム」だ。3Dに浮き上がる鮮やかな映像が店内の雰囲気を盛り上げ、独特の演出効果を生み出している。また、自動案内システムの導入により、来店から案内までを完全自動化。さらに、注文システムのタッチパネル化により、顧客同士のプライバシーを確保しつつ、スムーズな注文が可能となっている。
従業員の労働環境改善にも積極的に取り組んでいる。厨房設備のシステム自動化により、従業員の負担が大幅に軽減された。特筆すべきは、自動ベルトコンベアの導入だ。これにより、重たい洗い物の運搬が容易になり、洗い場スタッフの歩数も大幅に削減された。また、完全自動洗浄機の導入により、洗い場作業の効率が向上し、スタッフからも好評を得ているという。
店舗構成にも工夫が見られる。店頭には「立ち喰い処」を併設し、まぐろ問屋初のメニュー切り分け営業を実施。昼はまぐろづくしの定食、夜は一品料理とお酒を提供するなど、様々なシーンに対応できる柔軟性を持たせている。
座席構成も大幅に拡充された。客席数は従来の55席から85席へと増加。テーブル席は4名様までゆったりと過ごせるボックス仕様となり、5名様以上で利用可能な小上がり席・テーブル席も用意された。これらの席は半個室タイプとなっており、プライバシーにも配慮している。カウンター席は、板前との会話を楽しめる開放感のある空間となっている。また、営業時間も夜11時まで拡大され、より多くの顧客ニーズに応えられるようになった。
メニューについては、「まぐろ問屋」の名に恥じない充実したラインナップが用意されている。三崎めばちまぐろ、本まぐろ、まぐろ希少部位など、独自性の高い品揃えが特徴だ。加えて、横浜市場直送便、近海鮮魚便、全国直送鮮魚など、多彩な鮮魚も取り揃えている。日本酒も常時10種類を用意し、神奈川の地酒から全国の銘酒まで、季節ごとに展開している。
「まぐろ問屋 恵み」は、回転寿司の枠を超えたグルメな寿司店として、地元客から観光客まで幅広い層に支持される存在を目指している。最新技術の導入と伝統的な寿司文化の融合により、新しい飲食体験を提供する同店の今後の展開に、業界関係者からも大きな期待が寄せられている。株式会社三崎恵水産のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
■店名 まぐろ問屋 恵み 横浜ワールドポーターズ店
■電話番号 045-211-6720
■住所 231-0001
神奈川県横浜市中区新港2丁目2−1
横浜ワールドポーターズ1階
■営業時間 11:00-23:00(L.O.22:00)
立ち喰い処11:00-21:00(L.O.20:30)
■席数 計85席(カウンター10席、テーブル14組70席、立ち喰いエリア最大8名利用可能)
■席予約 5名様以上よりご予約承ります
席チャージ料:1卓につき、1時間あたり1,000円(税別)
※店頭または、TEL受付のみ/受付時間11:00-21:00