横浜ワールドポーターズに“日本初”の常設「ちいかわ焼き」専門店が登場、IP活用で館全体の集客装置に
横浜・みなとみらいの商業施設「横浜ワールドポーターズ」に、日本初となる「ちいかわ焼き」の常設店舗「ちいかわ焼き 横浜ワールドポーターズ店」が2025年4月7日にオープンする。SNS発の人気キャラクター「ちいかわ」をモチーフにした焼き菓子を販売する本店舗は、IPコンテンツを活用した新たな集客装置として、施設全体の回遊性と話題性を高める効果が期待されている。
出店場所は、観光と商業が融合する高集客エリア、横浜・みなとみらい。その中でも横浜ワールドポーターズは、飲食・映画・アパレルなどが一体となった複合型商業施設であり、ファミリーから若年層、観光客まで幅広いターゲットを取り込むポテンシャルを持つ。赤レンガ倉庫やよこはまコスモワールドといった周辺観光施設との回遊性も高く、来館者の滞在時間を延ばす核テナントとしての機能も期待されている。
「ちいかわ焼き」は、キャラクターの姿を模したふわふわ生地に餡やクリームを包んで焼き上げるオリジナルスイーツで、これまでイベント出店を中心に展開されてきたが、今回が初の常設店となる。小倉あん、クリーム、チョコレート、いもあん、ごまあん、チーズといった多彩なフレーバーが用意されており、3個入りと6個入りのセット販売で商品構成を明快にする一方、1人6個までの購入制限を設けることで、供給バランスとフードロス対策も図られている。
店内外のデザインは和風テイストを基調とし、落ち着きのある空間づくりがなされている。店舗前には、ちいかわ・ハチワレ・うさぎの“ちいかわ焼き”姿の装飾が配置されており、訪れた顧客が写真を撮りたくなるような導線設計がなされている。グッズ展開においても、オリジナルマスコットやキーホルダー、ランチトートなど限定アイテムを多数取り揃えており、フードと物販の両軸で単価向上と顧客満足度を高める戦略がとられている。
「ちいかわ」はX(旧Twitter)発の漫画コンテンツとして若年層を中心に爆発的な人気を誇り、書籍化やテレビアニメ化、さらには企業とのコラボレーションによって、多面的なメディア展開が進んでいる。こうしたコンテンツの特性は、キャラクター消費のみに留まらず、購買行動や来館動機に直結する点が大きな特徴であり、商業施設にとっては“消費を伴うIP誘致”の成功事例として注目される。
店舗では、混雑対策および顧客体験の質向上のため、WEB入店抽選予約制度が導入される。これによりオープン初期の混雑緩和やスタッフ対応の平準化が図られ、施設全体への影響を最小限に抑えるオペレーションが構築されている。また、オープン前から公式Xアカウントや特設サイトによる情報発信を強化しており、既に高い注目を集めている状況だ。
ポップアップや短期出店ではなく、常設店舗として展開される点において、本案件は施設にとっても継続的な収益と話題性を提供する長期的な集客装置となる。今後、季節施策やイベントとの連動によって、さらなる施設価値の向上が見込まれる。以下、株式会社くりこのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
<店舗概要>
【店舗名】 :「ちいかわ焼き 横浜ワールドポーターズ店」
【オープン】 :2025年 4 月 7 日(月)
【所在地】 :〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港2-2-1
【営業時間】 :10:30-21:00
【年間休日】 :不定休