東海エリア初進出、和カフェ「Tsumugi」がららぽーと安城に出店 ~かき氷ロボット導入によるオペレーション革新も~
2025年4月18日、プロントコーポレーションが展開する和カフェ「Tsumugi(ツムギ)」が、愛知県安城市に開業する「三井ショッピングパーク ららぽーと安城」内にオープンする。これまで関東エリアを中心に16店舗を展開してきた同ブランドにとって、今回が東海エリア初進出であり、17店舗目の節目となる。和カフェTsumugiは、和のモチーフや藍色を基調にした内装と、“和と洋の融合”をテーマにしたスイーツ、老舗茶屋「袋布向春園本店」の日本茶などで構成されたメニュー構成を特徴とするカフェ業態である。
今回の出店地となる「ららぽーと安城」は、愛知県内で三井不動産が展開する3施設目のららぽーとで、JR東海道本線「安城」駅から徒歩10分というアクセスの良さに加え、日本最大規模の屋上遊具を備えたルーフトップパークをはじめ、地域に密着した多世代向けの複合商業施設として注目を集めている。出店するカフェスペースは2階で、テーブル席50席、カウンター10席の計60席を備え、カフェ利用から食事需要まで幅広いシーンに対応する構成となっている。
昨今、商業施設全体で“カフェ空間の充足”が指摘される一方、実際の利用実態としては、平日・休日問わず満席の店舗が多く、滞在型施設としての過ごしやすさを左右する要素としてカフェの供給不足が浮き彫りになっている。特にファミリー層やシニア層の多い地域では、単なる休憩スペースではなく「食事+くつろぎ」を両立できる場として、カフェの質・雰囲気・滞在快適性が求められており、Tsumugiのような“居心地”を重視したブランドの導入は、施設の体験価値を高める上でも重要な選択といえる。
和カフェTsumugiの看板商品である「天然水の削り氷」は、全国有数の花こう岩地帯から採取された高純度天然水を使用し、極薄に削ることで実現する“ふわふわ”の食感が特徴だ。ららぽーと安城店では、この削り氷の品質を保ちながらオペレーションの効率化を図るべく、かき氷自動調理ロボット「Kakigori Maker」を導入。これは、フードロボティクス事業を手がけるNew Innovations社が開発したもので、厨房人員の確保や技能差に左右されない商品提供体制を実現する。商業施設における飲食店の生産性向上が求められる中で、同店の取り組みは新たなモデルケースとなり得る。
さらに、同ブランドでは出店地域に応じた地元食材の導入やコラボレーションの実績もあり、過去には深谷店にて深谷ねぎを使ったメニューを展開している。安城市は自動車関連企業が集積するエリアであり、ファミリー層や働く世代が多く居住している地域でもあることから、今後この地での地域連携メニューの開発にも注目が集まる。
ツムギは、主要ターゲットとして30〜50代女性を想定しており、店舗によっては観光地での利用やインバウンド対応も視野に入れた運営を行ってきた。築地本願寺店や鎌倉店では、SNSでも話題となった「18品目の朝ごはん」など、健康志向かつ視覚的にも訴求力のあるメニューで一定の認知を獲得しており、こうした展開が東海エリアでも再現されるかどうか、今後の動向が注目される。
運営元であるプロントコーポレーションは、全国で300店舗以上を展開し、売上高238億円(2023年度)を記録する大手飲食事業者であり、和カフェTsumugiは同社のブランドポートフォリオにおいて、非アルコール・カフェ業態としての新たな成長ドライバーと位置づけられている。今回の東海初出店は、単なる新店オープンにとどまらず、商業施設全体における飲食の価値創出とオペレーション効率化の両面からも、業界関係者の関心を集める存在となりそうだ。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
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■店舗情報 ※2025年4月18日(金)オープン
店舗名:和カフェ Tsumugi ららぽーと安城店
所在地:愛知県安城市大東町9-30 ららぽーと安城2F
アクセス:JR東海道本線「安城」駅 徒歩10分、名古屋鉄道西尾線「北安城」駅 徒歩14分
坪数/席数:38.86坪/60席
(テーブル席50席/カウンター10席 ※車椅子対応2席)
営業時間:10:00~21:00(20:30ラストオーダー)
定休日:施設に準ずる
テイクアウト:一部メニュー実施