東京駅の新商業施設
東京駅は1914年に開業した。今や東京の玄関、日本の玄関と呼ばれるような駅になっているがもともとは中央停車場と呼ばれた。先に発達したのが三菱が原と呼ばれた側の丸の内。それから15年後に設けられて栄え始めたのが八重洲口。三菱が原という名前からもわかるように東京駅周辺は三菱財閥関連の土地も多く、三菱を中心に建設されていった。八重洲口も当初期は三菱によって開発されていった。しかし、令和になりその流れも大きく変わろうとしている。
3月20日に東京ミッドタウン八重洲がグランドオープンすることになる。三井不動産株式会社のブランドのミッドタウン。「東京ミッドタウン」ブランドは、共通の街づくりビジョンで、”経年優化の街づくり”を実践します。また、大切にする提供価値(バリュー)を街ごとに定めることで、個性を活かした街づくりを行うとのこと。今回八重洲にオープンするミッドタウンのコンセプトは商業ゾーンは「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド」のコンセプトのもと「ジャパンブランド」にこだわり、日本の未来のモノづくりとブランド価値をここから世界に向けて発信していくとのこと。
今回発表されたプレスリリースではグランドオープンに先駆けいくつかの注目店舗が紹介されました。
TOKYO UNITE <2F> Sports×Fashion
東京に拠点を置く野球、サッカー、バスケットボール、相撲などの7つの競技、14のチーム・団体が協力して、新しい価値を生み出すプロジェクトです。ショップのアイテムは、都市型ライフスタイルウェアライン「ヌメラルズ」のサイズ展開や機能に、ファッション性を取り入れたライフスタイルブランド「ニコアンド」のデザインが特徴です。
津軽びいどろ <2F> Craftsmanship
青森県の伝統工芸品である「津軽びいどろ」は、1300℃の窯で溶かしたガラスで制作され、四季、手づくりの温かみ、ストーリーを大切に作られています。1977年に生まれた「津軽びいどろ」は、青森県のアンテナショップや全国各地のセレクトショップなどで取り扱われていましたが、今回、「東京ミッドタウン八重洲」に初めて直営店がオープン予定。
加藤牛肉店×小川のうに <3F> High quality Restaurant
新業態の「加藤牛肉店 小川のうに」は、「加藤牛肉店」の3代目オーナーである加藤敦氏と、「小川のうに」の2代目社長である小川雅弘氏の二人の匠によるコラボレーションで実現した、究極の肉と海鮮のハイブリッドレストランです。
GELATO PIQUE HOMME <1F> New lifestyle
「GELATO PIQUE」の世界観を大切にしながら、モダンなデザインやカラーリングが特徴的なメンズコレクション「GELATO PIQUE HOMME (ジェラート ピケオム)」が、「東京ミッドタウン八重洲」に初の単独店としてオープン予定。
5.金子眼鏡店<1F> Craftsmanship
1958年に福井県鯖江市で創業した「金子眼鏡店」は、眼鏡の卸販売からスタート。現在はオリジナルブランドを中心とした企画、デザイン、販売を一貫して手がける独自のスタイルを確立している。その同店が日本の技術を世界に発信する新店をオープン予定。
三菱の拠点に日本のクラフトマンシップと新たな技術、ライフスタイル提案のある種極みのような形になる東京ミッドタウン八重洲。東京駅周辺の導線をどう変えていくのか?今後に期待したい商業施設。以下、三井不動産株式会社のプレスリリースから画像と施設概要を引用。
東京ミッドタウン八重洲
金子眼鏡店
GELATO PIQUE HOMME
津軽びいどろ
TOKYO UNITE
施設情報
東京ミッドタウン八重洲
東京都中央区八重洲二丁目2 番1 号