木造建築店舗の需要増加中
昨日丸井の渋谷店の建て替えに伴いSDGsを意識した高層木造建造物の建設の発表がなされ、サステイナブルな商業施設に関心が高まっていることをお届けしました。建設の世界では既にその関心は高まっており木造建造物の商業施設や公共施設の建造に関する問い合わせが増えているとのこと。おしゃれなログハウスのBESSシリーズで著名な株式会社アールシーコアは1986年から一般消費者向けにログハウスの販売を続け、いまやログハウス方式の建築「丸太組構法建築」の分野では国内シェアなんと60%超のログハウス界隈の名実ともにリーダー。その株式会社アールシーコアが今回、特建事業室という名称で一般消費者向けではなく、施設・店舗建築を専門とする組織を新設したとのこと。
その背景として昨年新発売した自動車で牽引する走るログハウスIMAGOの商談件数が昨年度なんと150件以上、固定式のIMAGO(自分でも組み立てることができる6畳程度の小さなログハウス)の受注棟数が前年比で131%を達成したとのこと。固定式のIMAGOの事例を同社のホームページで確認すると鹿児島県ではケーキ屋さん、栃木県ではプリザーブドフラワー専門店などを小型ログハウスで展開されている事業者もいる様子。ご自宅の軒先でご自身だけが楽しめる商業店舗を低コストで組み立てることができるのが魅力で伸びてきているのかもしれません。
高層木造建造物と株式会社アールシーコアが展開する小型ログハウスの違いはコスト。小型で大量生産可能な小型ログハウスは商業施設に無限の可能性を示してくれるのかもしれません。例えば山の中に無数の小型ログハウスがあり散策しながら買い物がたのしめる商業施設ができる可能性もありますし、そこにコテージで滞在できるホテルもできるのかもしれません。株式会社アールシーコアが提供するログハウスがSDGsの後押しを受け、日本の商業に新しい流れを作り上げてくれることに期待です。
以下、株式会社アールシーコアの施工事例を引用。
宿泊リゾート施設(新潟県)
公園施設(神奈川県)内観
キャンプ場施設(三重県)