有隣堂、JR茅ケ崎駅直結「ラスカ茅ヶ崎」5階に新店 2026年2月6日開業へ
株式会社有隣堂は2026年2月6日(金)、JR茅ケ崎駅直結の商業施設「ラスカ茅ヶ崎」5階に「有隣堂 ラスカ茅ヶ崎店」を開業する予定である。同社によれば、本店舗は同社が運営する書店として45店舗目(2026年2月6日時点)に当たり、商業施設ブランド「ラスカ」への出店としては2店舗目という位置づけとなる。ここでいう「2店舗目」は、単一のラスカ茅ヶ崎館内での複数店化を指すものではなく、ラスカが茅ヶ崎・平塚・小田原・熱海など複数拠点で展開されている中での“ラスカ内2拠点目”という整理である。実際に有隣堂はすでに「ラスカ小田原」に出店しており、今回の茅ヶ崎はそれに続く形となる。
今回の発表時点では、店舗コンセプトや売り場構成といった中身は未公表であり、決定次第あらためて告知するとしている。商業施設の運営・リーシングの観点では、この「未公表」であること自体が重要である。書店は来館目的をつくる一方、雑貨、文具、カフェ、サービスなどとの組み合わせで回遊と滞在の設計余地が大きい業態であるため、どの領域まで売場を広げるか、施設内の既存カテゴリーとどう役割分担させるかで、フロアの価値の出し方が変わる。ラスカ茅ヶ崎の5階はフロア構成上「ファッション・雑貨・書籍・カフェ」と整理されており、今回の出店はこの上層フロアにおける書籍機能の置き方を再定義する契機になり得る。ただし現段階で断定的に語れるのは開業計画と立地、店舗数の位置づけまでであり、具体のMD評価は続報に基づいて行うべき局面である。
有隣堂の近年の業態面の動きは、今回の続報を読む上での背景情報になる。同社は従来型の書店運営に加え、書店×雑貨×カフェの複合店舗として「STORY STORY YOKOHAMA」を2020年10月に開業し、2023年4月には「STORY STORY UENO」を開業している。また、東京ミッドタウン日比谷では複合型店舗「HIBIYA CENTRAL MARKET」において雑誌・週刊誌・文具等の取り扱いで関与している。さらに、COREDO室町テラスの「誠品生活日本橋」についてはライセンシーとして運営する体制を公表しており、書籍単体にとどまらない編集・運営の経験値を積み上げてきた企業でもある。ラスカ茅ヶ崎店の売場がどのように設計されるかは現時点で不明だが、同社が複合化の実績を持つことは、商業施設側がテナントの役割を見立てる際の前提条件となる。
本件は、駅直結のラスカ茅ヶ崎における新たな書店出店としての事実が先行しており、施設内での機能配置や売場の作り方は続報待ちである。ラスカという複数拠点ブランドへの出店2店舗目という位置づけも含め、次の情報開示で示される店舗像が、フロアの回遊設計や周辺カテゴリーとの連動を検討する材料となる。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
・店舗名:有隣堂 ラスカ茅ヶ崎店
・オープン日:2026年2月6日(金)
・所在地:神奈川県茅ヶ崎市元町1-1ラスカ茅ヶ崎5階
・売場面積:150.34坪
・営業時間:10:00~20:00
・定休日:施設に準ずる
・アクセス:JR茅ケ崎駅直結
・SNS(X):https://x.com/yurindo_chigask




