新規出店者に新たなチャレンジの機会を創出
インターネットで簡単に商品が販売できるようになった今、新たなに創業して店舗を構えようとする人は減少傾向にあるのではないかと思います。新規店舗を開店させるためには店舗の大きさに応じた商品が必要です。店舗の大きさによっては商品の在庫が膨大になり内装費だけではなく、商品を用意するコストも必要になってしまうこともあります。個人のハンドメイド作家さんなどにとっては店舗を構えるのは事実上難しいのではないかと思います。そういった店舗を構えるまではいかないけど実店舗で販売して商品の売れ行きをみてみたい、だったり最初は小さくスタートして反響に応じて実際に店舗を考えてみたいという方には朗報なのが今回のニュース。
JR東日本スタートアップ株式会社が複数の企業と協業し、ネット通販事業者、クリエイター、アーティストが手軽に出店できる事業モデルを構築。消費者にとっても、出店者にとってもフレッシュな商いができる空間になることは間違いなしかと思います。新規で出店する層が産まれない限り、デベロッパー側は今後より一層テナント探しに苦労することに鳴ります。自らの手で発掘し、育てようとするJR東日本スタートアップ株式会社の姿勢には頭が下がる思いです。今後のJR東日本スタートアップ株式会社の活躍に期待していきたいと思います。
以下、JR東日本スタートアップ株式会社のプレスリリースより抜粋。
エキナカスペースをシェアリングで手軽に出店! 新型ポップアップストア「SUKIMA STORE」を開催 JR東日本グループとカウンターワークスの協業!
期間:2019年11月5日(火)~ 場所:JR大崎駅構内
株式会社JR東日本リテールネット(以下、JR東日本リテールネット)とポップアップストア向けスペースを貸し借りできるオンラインマーケットプレイス「SHOPCOUNTER(ショップカウンター)」を運営する株式会社COUNTERWORKS(カウンターワークス)(以下、カウンターワークス)は、JR東日本スタートアップ株式会社(以下、JR東日本スタートアップ)のサポートを受け、2019年11月5日(火)から、JR大崎駅構内でEC事業者、クリエイター、アーティストなどのリアル店舗出店促進を目的としたポップアップストアの展開を行います。
今回、JR東日本グループとカウンターワークスが、駅のデッドスペースを利活用し、新規出店者のエキナカ出店に対応するため、新たに共同開発した新型ポップアップストア「SUKIMASTORE(スキマストア)」をオープンします。このストアは、決済を交通系ICカードなどに限定したキャッシュレス店舗で、出店者は空きスペースの所有者と、利用希望者をマッチングする「SHOPCOUNTER」のネットワークを活用して募集。第一弾として、ECで人気の女性向けの貼るネイル、2019年に立ち上がった抹茶ブランド、ECで販売するカカオバター由来のスキンケアアイテム、EC宅配食材ブランド発のスイーツなどECサイトやクリエイター、アーティストの人気商品を販売します。
多くの人が往来する駅構内は、催事等のニーズが高い一方で、スペースの確保が課題でしたが、「SUKIMA STORE」の導入で、これまで催事等を行うことが困難だったデッドスペースの有効利用ができるほか、事業者の駅構内への出店コストや出店にかかる時間を抑えることが可能で、新たなビジネス機会やフィールド創出が期待できます。
【実証実験概要】
内容:エキナカ新型ポップアップストア「SUKIMA STORE」を使った商品販売
期間:11月5日(火)~
場所:JR大崎駅構内 北改札内
ポップアップストア「SUKIMA STORE」
駅のデッドスペース(SUKIMA)でStartUpの出店者が新たなチャレンジをできるストア
JR東日本グループとカウンターワークスが、駅のデッドスペースを活用し、StartUpのリテーラー・メーカーやEC事業者、クリエイター、アーティストなどのリアル店舗での出店を支援します。
出店者は、雑貨やグッズ、食物販などを中心アイテムに「SHOPCOUNTER」を活用して募集。専用什器を設置することで、出店時の初期投資負担や出店にかかる時間を抑え、これまでエキナカでの出店経験がない事業者もチャレンジしやすい環境づくりを実現します。
(1)仕様
大きさ:
横 約1.8メートル
奥行き 約0.8メートル
高さ 約2.0メートル
(2)取り扱い商品
ネイルシールやチーズケーキ等ECサイトで人気の商品
(3)決済方法
Suica等の交通系ICカード、クレジットカード
(4)出店者の募集
「SUKIMA STORE」への出店お申込み先:https://shopcounter.jp/space/2904
今後の出店者は、11月5日(火)以降「SHOPCOUNTER」内で募集。
カウンターワークスとJR東日本リテールネットの2社が希望者の中から出店者を選定します。
【カウンターワークスとJR東日本グループ】
カウンターワークスは、ポップアップストアの為の短期貸し店舗やイベントスペースを簡単に予約できるオンラインスペースシェアサービス「SHOPCOUNTER」の運営を行うベンチャーです。2017年のJR東日本スタートアッププログラムの採択企業となり、昨年実証実験を行うなど、駅の利便性向上に向けて協業を進めています。
【JR東日本スタートアッププログラム】とは
ベンチャー企業や様々なアイディアを有する方々から、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくプログラムです。2017年度に初めて開催し、これまでに計42件の提案を採択。内閣府主催の2018年度 第1回日本オープンイノベーション大賞で経済産業大臣賞を受賞しました。鉄道事業やIT事業など幅広い分野の実証実験を行い、一部の取組みは実用化しています。
■各社概要
JR東日本リテールネット
所在地 : 東京都新宿区西新宿2-3-1新宿モノリス29階
代表者 : 代表取締役社長 高橋 眞
設立 : 1987年6月
事業内容 : 小売業等
URL : https://j-retail.jp/
JR東日本スタートアップ
所在地 : 東京都新宿区西新宿1-1-6-1201
代表者 : 代表取締役社長 柴田 裕
設立 : 2018年2月
事業内容 : 事業シーズや先端技術の調査・発掘、ベンチャー企業への出資及びJR東日本グループとの協業推進
URL : http://jrestartup.co.jp/
カウンターワークス
所在地 : 東京都目黒区下目黒2-19-6 F&Tビル2F
代表者 : 代表取締役CEO 三瓶 直樹
設立 : 2014年10月
事業内容 : ポップアップストアのマーケットプレイス「SHOPCOUNTER」の企画・開発・運営
URL : https://www.counterworks.jp/