新たな商業施設の形が川崎でこの春かたちに
商業施設にはさまざまな形態が存在する。駅ビル、ロードサイド、その形は様々。今回は全く新しい施設がこの春、川崎で開業する。もともとニヶ領用水に隣接する場所にあった川崎市の総合自治会館の跡地に東レ建設株式会社を代表企業として共同事業体として「農・食・健康」をテーマにした複合施設が開業。この施設のコンセプトは同施設の公式サイトによると
それは、“いのち”を育む「集いの場」
野菜や果物を育て、収穫し、そして食する。
広々とした芝生広場などでは、世代を超えた交流を育む様々なイベントを開催。
さらには、家族の健康や産前産後のケアをサポートするクリニックも併設。
ここは『“いのち”を育む』をテーマに生まれた「農・食・健」複合型のコミュニティ・フィールド。
人と人、人と自然、人と地域をつなぐ、サスティナブルな時間を紡ぎます。
都会にない体験を。この場所で。
とのこと。施設は4つの空間で構成されている。農業の空間はトレファーム。東レ建設が開発した「⾼床式砂栽培農業」のトレファームのシェアリングファーム。収穫の一部は持ち帰り可能で、隣接する食のコスギグリルファーム内で加工・販売を行うことを想定している。食の空間は育てて、調理して、⾷する。地域でつくる地産地消のダイニングのコスギグリルファーム。こちらは株式会社ナチュラが卸問屋直売所と広場内イベントをプロデュース。利用者は直売所でスーパーマーケット感覚で新鮮な食材を購入し、店内設置のグリルテーブルでそのまま飲食も可能。 創業65年鮮魚店を営む山治、厳選精肉の上原ミート、横浜で 40年キムチ製造販売する福美、日本のプレミアム米を取り扱うほむすび米店が店舗として出店。健康の空間は産前産後ケア・クリニック。⼦育てファミリーのトータルサポートするクリニックパーク武蔵小杉は一般社団法人クレイドルが運用する。
それだけではなく、多世代交流やイベントが盛りだくさんのコミュニティスペースとして地域交流スペースN-Laboもオープン。多世代交流やイベント会場として活⽤するテラスとの⼀体利⽤も可能なキッチン併設のコミュニティスペースやそれぞれの建物に面した公園は家族や友⼈と思い思いの時間を過ごせる憩いの芝⽣広場のアイハグパーク。これまでの商業施設のようにスーパー、ドラッグ、100円ショップを配置して地域コミュニティに貢献する商業施設を作った!ではなく、その建設地のランドスケープとその場所の人口動態そしてニーズを汲んで、その場所に本当にあった商業施設を建設することで地域社会に新たな価値を提供することでほんとうの意味での地域コミュニティに必要とされる商業施設となるのかもしれない。このKOSUGI i HUGは商業施設の未来のカタチをつくる第一歩となるような施設になっていくのではないか?と思われて仕方ない。以下、飲食棟を運営する株式会社ナチュラのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
店名:KOSUGI Grill Market
住所:〒211-0063 神奈川県川崎市中原区小杉町3丁目24−10 アウトドアダイニング棟1F
営業時間:卸問屋直売所 11時〜21時
グリルテーブル利用 11時〜22時
HP:http://natura-group.co.jp
Instagram:https://instagram.com/kosugi.grill.market?igshid=YmMyMTA2M2Y=
facebook:https://www.facebook.com/kosugi.grill.market施設概要
施設名称:KOSUGI iHUG
住所:神奈川県川崎市中原区小杉町3丁目24-10
デベロッパー:東レ建設株式会社