新しい地平線を目指すメーカーマーケティング
大手の消費財メーカーは今どこにどれだけ投資するとどれだけ効率的に売上があげられるかが不鮮明な時代に突入し日々模索している状態。30年前のようにテレビCMの枠を帯で買えばいいとか、ターゲットとする顧客層に合わせた時間帯のテレビ番組を協賛すればいいとかいう時代はもここにはありません。だからといってSNSで美辞麗句を並べて展開するのも限界があります。
コンビニの売り場、スーパーの売場、ネットショップの売り場、SNS、ネットメディア、ネット広告、テレビ広告、交通広告、ラジオ広告、新聞広告のウエイトを絶妙にその時代に合わせてその時代にあった組み合わせを行うことで売上を効率的にあげることができる。しかしながら、いまやそんな単純な時代でもなくなりつつあります。ただただ広告を出すのではなく、そこに話題になるストーリーを持ち込むことが重要になります。
そのストーリーとは多くの人が共感し、感動し、それを共有したくなるようなストーリー。ストーリーを効果的に作るためにはものと人を結びつける場所が必要になります。バーチャルな場所ではなく実際の場所が。今回、株式会社阪急阪神百貨店がそのメーカーのニーズをうまく汲み上げて、メーカーのパイロット・ポップアップショップを2店誘致。また百貨店の役割をひろげることに成功した取り組みになるのではないでしょうか?今回はカルピス株式会社とカゴメ株式会社の2社が出店。今後どのようなメーカーがこの動きに同調していくのかも見物です。以下、株式会社阪急阪神百貨店のプレスリリースより店舗概要と画像を引用。
ショップ名称:「発酵 CALPIS® PARLOR」
オープン日:2022年4月8日(金)
場所:阪急うめだ本店 地下1階食品売場
商品:
〇オリジナルドリンク(定番3種類、季節限定2種類、合計5種類)1杯598円(税込)
定番:甘酒と『カルピス』/ヨーグルトと『カルピス』/もろみ酢と『カルピス』
季節限定:苺ピューレ仕立てのヨーグルトと『カルピス』/メロンピューレがけクリームチーズと『カルピス』
○オリジナルスイーツ 「カルピス®ゼリー」と発酵ソース
ゼリー2本、ソース2個(1種類)セット648円、ゼリー3本・ソース3個(3種類×1)セット994円
・カルピスゼリー:清涼飲料水(ボトル缶270g)
・発酵ソース:フルーツソース(ポーション27ml)りんご酢&白桃、ヨーグルト&キウイ、発酵豆乳&いちごショップ名称:「KAGOME GREENS Catch the Rainbow」
新商品販売日:2022年4月8日(金)
場所:阪急うめだ本店 地下1階食品売場
商品:
「KAGOME GREENS Catch the Rainbow」クラフトスムージー
・キウイとケールですっきりなクラフトスムージー(1杯)398円 1/2食分の野菜サイズ (野菜使用量60g分・容量200g)
・マンゴーとかぼちゃとろけるクラフトスムージー(1杯)498円 1食分の野菜サイズ(野菜使用量120g分・容量310g)
・ベリーアサイーと紫いものじゅわじゅわクラフトスムージー(1杯)668円 半日分の野菜サイズ(野菜使用量175g分・容量440g)