新しい商業を作る会社はどこか?
商業施設にも色々な形の商業施設があります。その多くは既存のカテゴリの中に収斂されるものがおおく、ネイバーフッドという地域コミュニティタイプ、リージョナルと呼ばれる大型のタイプ、駅前の駅ビルなどのように立地する場所とテナントミックスにより分類されています。しかし、この分類に当てはまらない新しいタイプの商業施設がここ数年で増加していっています。新潟市の上古町商店街のコミュニティ型商業施設SAN、三重県の複合リゾートVISONなどはこれまでのカテゴリに属さないオリジナリティあふれる商業施設。これらの新しい商業の形にまた一石を投じる商業施設がこの夏オープンしました。その名もGOOD NEWS。商業施設というよりも一体の開発によるまちづくりにアプローチが近いタイプのもの。
株式会社GOOD NEWSが取り組む新たなまち『GOOD NEWS(グッドニュース)』施設内の『GOOD NEWS NEIGHBORS(グッドニュースネイバーズ)』エリアには、GOOD NEWSが手がける新商品の旗艦店「BROWN CHEESE BROTHER(ブラウンチーズブラザー)」「コナとスパイス」「いとこのドーナツ」のほか、カフェ、コーヒーロースタリー、バーバー、アウトドアショップなど合わせて9店舗が出店。施設全体で行う“生ごみの堆肥化”や飲食店での“リユースカップの活用”などの取り組みのほか、各店舗ごとに自然に配慮した事業にも挑戦。その他のエリアでは、就労支援を備えた食品製造工場「GOOD NEWS FACTORY(グッドニュースファクトリー)」、酪農王国・那須ならではのミルクにまつわる美味しいものがそろう「GOOD NEWS DAIRY(グッドニュースデァリー)」、社員食堂を兼ねた地域のファミレス「GOOD NEWS LOCAL RESTAURANT(グッドニュースローカルレストラン)※今後オープン予定」、の合計4つのエリアでまちがつくられている。
この事業の企画会社となる株式会社GOOD NEWSは、“食“をテーマに社会(地域)課題をデザインによって解決することを目的とした商品づくりやまちづくり、仕組みづくりを行なうスタートアップ企業。「大きな食卓」というビジョンのもと、あらゆる背景を持った人たちが食を通じて繋がる場所をつくり、つくり手も買い手も働き手も関わる人全てが幸せになれるコミュニティづくりを目指しているとのこと。新しい商業をつくるのはJVでも大手の不動産デベロッパーでもなく、こういったスタートアップ企業なのかもしれない。今後の同社の挑戦には注目。以下、株式会社GOOD NEWSのプレスリリースより画像と施設概要を引用。
GOOD NEWS【グッドニュース】施設概要
オープン日:2022年7月6日(水)
所在地 | 栃木県那須郡那須町高久乙24-1 事業者 | 株式会社GOOD NEWS
主体事業者 | 株式会社チャウス、株式会社バターのいとこ、
株式会社サマンサグローバルブランディングアンドリサーチインスティチュート、PATH、Tangentes
事業内容 | 食品製造所・製造販売店・物販店・飲食店(14店舗)
敷地面積 │ 約43,000㎡ 来場予想 | 年間100万人
ウェブサイト │ http://gooooodnews.com