挑戦をつづける三井不動産海外事業
三井不動産の商業施設の海外進出が止まらない。現在の三井不動産商業施設マネジメント株式会社の現代表取締役社長である大林氏はもともと三井不動産株式会社で商業施設開発、運営を経たあと海外事業を8年間担当。今年はマレーシア・クアラルンプールそして上海ららぽーとの開業とMOP台中港の増床を実行予定。海外畑が長く海外とのつながりをベースにした海外展開が加速していく模様。
上海の施設、ららステーション上海蓮花路については三井不動産の数少ない駅ビル型施設となる模様で今回全体のMDが発表。ラゾーナのような施設ではないにしろ海外で駅ビルという全く新しい開発担っている模様。今後も同社の海外事業から目が離せません。以下、三井不動産株式会社のプレスリリースより引用。
海外における三井不動産初の駅ビル商業施設「三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路」に名称決定。中国・上海に2021年内開業予定
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)は、上海市閔行(ミンハン)区において開発中である、上海地下鉄1号線蓮花路(レンファールー)駅に直結する駅ビル商業施設の名称を「三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路(中国語名:Mitsui Shopping Park 啦啦荟城(la la hui cheng)上海莲花路)」(以下、「ららステーション上海蓮花路」)とし、ロゴデザインとともに決定したことをお知らせします。当施設は、海外における当社グループ初の駅ビル商業施設となります。順次開業し、2021年中に全体開業予定です。
1.施設名称を「三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路」に決定
1. ネーミングコンセプト
「三井ショッピングパーク ららぽーと」や「三井ショッピングパーク ららガーデン」などに共通する「三井ショッピングパーク」と「らら」のネーミングを継承し、ロゴマークも同型とすることで、三井不動産の商業施設シリーズであることを強調しています。さらに「ステーション」と合わせることで、「毎日楽しい、毎日寄りたい、毎日新しい駅ビル型商業施設」であることを感じていただくとともに、欲しいときに欲しいものを買える利便性と高感度なライフスタイルを提案する施設であることを表現しています。2. 立地
本施設が所在する閔行区は、上海市南西部に位置し、市中心部にも近く、上海市の浦西(プーシー)エリアで最大の人口(約243万人)を有する行政区です。なお、本施設の事業地である蓮花路駅は、1日あたりの乗降客数が約10万人、駅前に併設するバスターミナルからは32路線のバスが運行する交通利便性の高い立地です。3. コンセプト
本施設のコンセプトは、「My favorite THIRD PLACE」です。家(ファーストプレイス)と職場や学校など(セカンドプレイス)の中間である駅を、単なる交通や移動のための場所から、生活者の交流や街のにぎわいの拠点へと変貌させ、この街に住んでいることを自慢したくなるような商業施設になることを目指します。2.シェアオフィスも入居するハイブリッド駅ビル商業施設
~新しい働き方・暮らし方を提案~毎日の生活に密着した日常型店舗から、新しいモノやコトを発見するワクワク感をご提供するトレンド性の高い店舗まで、多様性を持った店舗構成で、お客さまから多くのご支持をいただける商業施設を目指します。また、駅ビル型商業施設の特性を活かし、朝から夜まで利用者の需要を取り込んでまいります。
なお、5階にはAgiiPlus Groupのシェアオフィスブランド「DISTRII办伴」の入居が決定しております。駅・商業・オフィスが一体となり、交通・買い物・就業をワンストップで完結できるハイブリッド型施設として、新たなライフスタイルやワークスタイルを提案します。
1階にはドイツのスーパーマーケット「ALDI」と、朝食からランチ、ディナーまで楽しめる「フードホール」がお客さまの日常的な食生活を応援します。
2階はファッション、雑貨、食品等のトレンド性の高い店舗がバラエティ豊かに集積する「トレンドゾーン」となります。また、3階は暮らしをサポートする店舗が「ライフスタイルマーケット」を形成し、さらに4階には幅広いニーズにお応えするレストランやサービス店舗が入居します。
シェアオフィス「DISTRII办伴」の入居が決定
AgiiPlus Groupの「DISTRII办伴」は、世界企業番付500に入った企業の前執行副総裁で、総建築士である胡京博士が「オフィスをもっと便利に」の理念のもと2015年にスタートし、発展し続けているシェアオフィスです。
現在2カ国(シンガポール、中国)、8都市(シンガポール、上海、北京、杭州、南京、雄安、蘇州、合肥)の52以上のビジネスエリアで展開されています。面積は48万m2を超えており、約6,000のクライアント企業に質の高いサービスを提供しています。スーパーマーケット「ALDI」が先行オープン
「ALDI」は、欧米各国で多くの賞を獲得するなど、世界中で愛されるドイツ発のグローバルチェーンスーパーマーケットです。100年の歴史を持ち、十数カ国に1万店舗以上を構えています。世界中の仕入れネットワークを活かした強力なサプライチェーンを構築し、厳格な品質管理のもと、安定したグローバル品質を確保。また、地域に根ざした店づくりで、多くのお客さまにコストパフォーマンスの高い商品を提供しています。
選び抜かれた豊富な品揃えと便利なお買い物体験で、お客さまにリーズナブルな商品を提供し、生活にゆとりと安心感をお届けします。【物件概要】
物件名称:
三井ショッピングパーク ららステーション上海蓮花路
(中国語名:Mitsui Shopping Park 啦啦荟城上海莲花路)所在地:中華人民共和国上海市閔行区梅龍鎮地下鉄1号線蓮花路駅
交通アクセス:上海地下鉄1号線「蓮花路」駅直結事業形態:
上海申通地鉄集団が開発・保有する予定の複合用途建物のうち、
商業部分を当社グループが賃借、運営(マスターリース事業)建物規模:
鉄骨造 地上5階、地下1階
商業部分:地上1階~地上5階
駐車場:地下1階敷地面積:約17,600m2
延床面積(商業部分):約31,000m2
店舗面積:約16,500m2
店舗数:約100店舗
駐車場台数:約250台
スケジュール:2021年開業(予定)【三井不動産の海外戦略について】
これまでに、アメリカ・イギリスの欧米諸国に加え、アジア諸国・地域での事業を展開しています。商業施設事業は、クアラルンプールおよび台湾諸都市においてアウトレット事業を、また、上海、クアラルンプール、台湾諸都市においてららぽーと事業を推進しています。さらに、シンガポール、タイ、中国他アジア諸都市では住宅事業、台北ではホテル事業、バンコク近郊では物流施設事業、バンガロールではオフィス事業を推進しており、拡大する消費を積極的に取り込み、現地に貢献しながら早期に利益を拡大すべく、成長著しいアジアでの事業を積極的に推進しています。今後も更なる事業の拡大を目指しています。当社グループは、グループ長期経営方針「VISION 2025」にて、「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、海外事業の飛躍的な成長を目指しています。【三井不動産の中国大陸での事業について】
2005年に「上海駐在員事務所」、2009年に「三井不動産(上海)投資諮詢有限公司」を設立し、上海市およびその周辺都市を中心に、住宅事業および商業施設事業を推進しています。2021年4月28日には、海外初となるららぽーと事業「三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋」が開業を迎えました。現在展開している都市を中心に、今後も中国大陸において更なる事業の拡大を目指しています。