当たり前のものを新しく
業態開発の手段はいくつか存在するというのはこのニュース内で何度かご紹介しております。異なる業種をつなげる、融合する。現存する業態のマーケットや市場について深堀りするなどいろいろな方法で新しい業態は作られていきます。ここ数年で急激に店舗を増やしている店舗があります。その店舗はこれまで日本に当たり前のようにあったものを今風にアレンジして新しいアプローチで成功している店舗です。
株式会社MARUが展開する代官山Candy apple(キャンディーアップル)。同社のキャンディーアップル事業はりんご飴を見直しアプローチを変えて作り上げられた業態。見事だったのはインスタを始めとする様々なSNSでの情報告知に成功、多くの人が同社の本業態について知ることになりました。冷静に考えたらお祭りの屋台で販売されている当たり前の飴をリニューアルしただけで売れるのか?売れるはずはありません。
同社が注力したのは既存でりんご飴を知っている世代には、本業態である種ノスタルジックで感傷的な遠い夏の日を呼び起こさせるようなアプローチが行えており、他方で純粋にりんご飴を知らない層にはキャンディーアップルのルックスでバズっています。この後者のブランディングは妙にハマり大人気となっています。そのせいもあり、テレビ番組などで取り上げられ連日行列をつくるほどの人気店になっているとのこと。
製品えのこだわりも絶妙。毎月その時期に合うブランドりんごを全国から取り寄せて、選別して作り上げているとのこと。産地によるりんごの硬さ、甘さ、酸味、香り、果汁の違いを考え、そのりんごに合う製法を考え調理しているとのこと。
今回はその株式会社MARUが新たな店舗を催事ではなく常設で出店するとのこと。今後益々同社の動きに注目が集まります。以下、株式会社MARUのプレスリリースより画像を引用。
【代官⼭Candy apple 藤が丘店】
住所:〒465-0033
愛知県名古屋市名東区明ヶ丘124-1 ami ami 1F
営業時間:11:00~21:00
アクセス:東山線・丘陵線「藤が丘駅」 1番出口より徒歩2分
定休日なし 売り切れ次第終了