府中の人気温浴施設「縄文の湯」、極楽湯が継承し「RAKU SPA Station 府中」として12月末オープンへ
東京都府中市の人気温浴施設「府中駅前天然温泉縄文の湯」が、株式会社極楽湯の直営店舗として生まれ変わることが明らかになった。2024年12月末頃、「RAKU SPA Station 府中」として新たにオープンする予定だ。
府中駅前天然温泉縄文の湯は、2006年10月の開業以来、府中駅前の観光スポットとして多くの利用者に親しまれてきた施設である。京王線府中駅前のビル内に位置し、天然温泉を使用した完全会員制の日帰り温泉として知られている。ナトリウム塩化物泉の黒褐色湯が特徴で、浴場からは府中の街を一望できる眺望が魅力となっていた。また、寝処やリラクゼーションルームなどの休憩設備も充実しており、食事処「きっさこ」での飲食サービスも提供していた。
今回の新規出店計画では、株式会社極楽湯が運営を引き継ぎ、「RAKU SPA Station 府中」として新たな装いで開業する。所在地は従来と同じく東京都府中市宮西町1-5-1 フラココ第8ビルの6階から12階に位置し、約1,180坪の広さを誇る。駐車場は156台分を確保している。
新施設の特徴として、府中駅から徒歩1分という抜群のアクセス性を維持しつつ、天然温泉を活かした本格的な温浴設備とサウナを提供する。また、広々とした休憩エリアを設けることで、利用者がゆったりとくつろげる空間を創出する予定だ。
株式会社極楽湯は、「極楽湯」および「RAKU SPA」ブランドで温浴施設の直営事業やフランチャイズビジネスを展開している企業である。今回の新規出店にあたり、同社は長年培ってきたノウハウと想いを全て注ぎ込み、新しい形の温浴施設を目指すとしている。
商業施設業界において、既存の人気施設をリニューアルし、新たなブランドとして再出発させる取り組みは注目に値する。特に、都市部の駅前という好立地を活かしつつ、天然温泉という希少な資源を継続して活用する点は、施設の付加価値を高める効果的な戦略と言える。
また、約1,180坪という広大な面積を活かし、温浴施設としての機能を充実させることで、利用者の滞在時間延長や顧客満足度向上につながる可能性が高い。これは、周辺商業施設や地域経済にも好影響を与えることが期待される。
株式会社極楽湯による「RAKU SPA Station 府中」の開業は、既存施設の価値を継承しつつ、新たな魅力を付加する取り組みとして、商業施設業界に新たな視点をもたらす事例となるだろう。今後の展開や、リニューアルによる集客効果、地域経済への影響などが注目される。以下、株式会社極楽湯のプレスリリースから画像と計画概要を引用。
RAKU SPA Station 府中計画概要
【 店舗名 】 「RAKU SPA Station 府中」
【 所在地 】 東京都府中市宮西町1-5-1 フラココ第8ビル6~12階
【 面 積 】 約1,180坪
【駐 車 台 数】 156台
【開店予定日】 2024年12月末頃(予定)