広島県初進出のイオンタウン、楽々園に12月6日開業 ~旧遊園地から商業施設へ、新たな歴史を刻む~
広島県広島市佐伯区において、イオンタウン株式会社が新たなショッピングセンター「イオンタウン楽々園」を12月6日にグランドオープンすることが決定した。広島県内初となるイオンタウンの商業施設は、広島電鉄宮島線楽々園駅から徒歩3分の好立地に位置し、国道2号線および市道からのアクセスも良好な場所に誕生する。
当該地は、かつて広島電鉄が1936年に開設した楽々園遊園地の跡地であり、その後「ファミリータウン広電楽々園」として長年地域の商業の中心を担ってきた。2021年9月には専門店街「ナイスデイ」棟が老朽化により閉店、2022年12月末には「DCM楽々園店」も営業を終了。これを受け、2023年6月に広島電鉄とイオンタウンが土地賃貸借契約を締結し、新たな商業施設の建設が決定した。
新施設は「多様な輝くココロが集まる交流拠点」をコンセプトに掲げ、中四国地方初、広島県初となる店舗を多数誘致。特に食の専門店を重点的に配置し、フードコートやレストランゾーンを充実させることで、日常的な買い物から特別な日の利用まで幅広いニーズに対応する。核店舗となるマックスバリュイオンタウン楽々園店は、365日の生活をサポートする食品スーパーとして、地元食材を活用した惣菜や焼き立てパンなどを提供する。
施設設計においては環境への配慮も重視され、壁面緑化や館内植栽を積極的に取り入れた空間構成を採用。特筆すべきは、かつての楽々園遊園地時代から残るヤシの木をシンボルとして活用し、地域の歴史的連続性を表現している点だ。
開発は2段階で進められ、第1期として12月6日に専門店棟およびホームセンター棟跡地がオープン。第2期では現マックスバリュ楽々園店の跡地を活用した増床が予定されている。イオンタウンは、この2段階開発により、地域コミュニティの活性化と新たな商業集積の形成を目指している。以下、イオン株式会社のプレスリリースから施設概要と画像を引用。
<イオンタウン楽々園 施設概要>
SC名称:イオンタウン楽々園(らくらくえん)
所在地: 広島県広島市佐伯区楽々園4丁目14番25号
連絡先:082-962-1259
責任者:SC全体 イオンタウン楽々園 モールマネジャー 玉津島 優樹(たまつしま ゆうき)
核店舗 マックスバリュイオンタウン楽々園店 店長 豊田 剛士(とよた つよし)
敷地面積:約20,270㎡
延床面積:約21,280㎡
総賃貸面積:約13,610㎡
駐車台数:431台
駐輪台数:311台
店舗数:71店舗
構造::鉄骨造2階建て
開店:2024年12月6日(金)
営業時間:専門店 10時~21時(店舗により異なる)
マックスバリュイオンタウン楽々園店 9時~23時
従業員数:約1,200人
基本商圏:車10分圏内、世帯数約5万6千世帯、人口約122,300人
※1期の計画地内、11月15日時点の概要。