大阪府初の複合店舗オープン – 大創産業が新たなショッピング体験を提供
100円ショップは、その安さと分かりやすい価格設定から多くの消費者に支持されています。商品はほぼ全てが100円均一で、食品から日用品、便利グッズまで幅広い品揃えが特徴です。この明確な価格設定は、消費者にとって選択のしやすさを提供し、大衆からの好評を得ています。
業界の動向としては、大創産業、セリア、キャンドゥ、ワッツといった大手企業による市場規模が2021年度には8900億円を超え、2024年には1兆円を超えると見込まれています。これは、日本経済における重要な位置を占めていることを示しており、デフレの影響を受けながらも成長を続けている業態として注目されています。
コロナウイルスの流行により、家で過ごす時間が増えたことで「巣ごもり需要」が顕著になりました。これにより、100円ショップは衛生用品や日用品の販売が好調になりました。また、SNSの普及が商品情報の迅速な共有を促し、売上の増加に貢献しています。
価格帯の多様化も業界の特徴の一つです。100円ショップは、従来は全商品を100円で提供することに重点を置いていましたが、最近では300円から500円の商品も販売するようになりました。これにより、より多様なニーズに応える商品展開が可能になり、家電製品など、100円では提供困難だった商品の取り扱いも始まっています。
大創産業は、2024年1月26日に大阪府初となる「DAISO」、「Standard Products by DAISO」、「THREEPPY」の3ブランドを組み合わせた複合店を梅田DTタワーにオープンします。この新しい店舗は、大阪エリアで初めての試みとなり、Standard Productsの100店舗達成を記念するものです。この特別な機会を祝うため、インスタグラムフォロワーを対象としたプレゼントキャンペーンが行われます。
大創産業は、これまで「DAISO」を中心とした事業展開を行ってきましたが、新たな店舗コンセプト「Standard Products」を通じて、サステナブルな商品の提供に力を入れています。Standard Productsは、生活に取り入れやすいベーシックながら洗練されたデザインを特徴とし、新しいスタンダードのあり方を提案しています。また、国内の産業とのコラボレーションや環境問題への配慮も重視しています。
Standard Productsでは、国産の木材や間伐材を活用するなど環境に配慮した製品開発を進めており、例として奈良の老舗工場「白雪」とのコラボレーションによる吸収速乾に優れた蚊帳生地のふきんや、鳥取県米子市の進製作所と共同開発した洗顔せっけんなどが挙げられます。さらに、島根県出雲湯村の温泉水を使用したフェイスマスクも取り扱います。
この新店舗のオープンは、大創産業にとって新たな一歩であり、消費者にとってはさらに多様な商品を手軽に楽しむ機会となることでしょう。サステナビリティとデザインに重点を置いたStandard Productsの展開は、ポストコロナの一つのトレンドにすでになっています。以下、株式会社大創産業のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
梅田DTタワー店 店舗概要
名称と売場面積:
DAISO梅田DTタワー店 290坪(約958.7平方メートル)
Standard Products梅田DTタワー店 100坪(約330.6平方メートル)
THREEPPY梅田DTタワー店 40坪(約132平方メートル)
営業時間:10:00~21:00
休業日:なし ※梅田DTタワーに準じる
住所:大阪府大阪市北区梅田1-10-1 梅田DTタワー地下2F
オープン:2024年1月26日(金)