大阪初進出!オフプライスストア「LOCUST」がなんばマルイに出店 ─ 商業施設の新たな集客戦略として注目
商業施設業界に新たな風を吹き込む注目の出店が、大阪・なんばで実現する。株式会社パルグループホールディングスと双日株式会社が共同出資するオフプライスストア「LOCUST(ローカスト)」が、2024年9月28日になんばマルイに大阪初出店を果たす。この出店は、関西圏における商業施設の新たな集客戦略として注目を集めている。
LOCUSTは、「イイものを、オドロキの価格で」をコンセプトに、幅広い商品を驚きの価格で提供するオフプライスストアだ。なんばマルイ店は約90坪のワンフロア構成で、レディース・メンズアパレルをはじめ、服飾雑貨、生活雑貨、コスメなど、多岐にわたる商品ラインナップを展開する。この多様な品揃えは、幅広い層の顧客ニーズに応える狙いがある。
LOCUSTの商品調達戦略が、業界内で注目を集めている。同社のバイヤーは、ブランドやメーカーの過剰在庫や、リニューアルに伴う廃盤商品などを厳選して買い取り、店頭に並べる。これにより、安価な商品からハイブランド品まで、定価の30〜90%OFFという破格の価格設定を実現。毎日がセール価格という斬新な販売方式は、既存の商業施設との差別化を図る上で重要なポイントとなっている。
LOCUSTの事業展開は、単なる低価格戦略にとどまらない。同社は、衣料品の大量廃棄問題に対するソリューションとして、サステナブルな社会づくりへの貢献を目指している。この理念は、環境意識の高まる現代の消費者ニーズと合致しており、商業施設運営者にとっても魅力的なテナントとなる可能性を秘めている。
ローカスト株式会社は、2021年3月に設立された比較的新しい企業だ。株式会社パルグループホールディングスが51%、双日株式会社が49%を出資する合弁会社であり、アパレル業界と総合商社のノウハウを融合させた独自のビジネスモデルを展開している。この異業種連携による相乗効果は、今後の商業施設戦略に新たな示唆を与える可能性がある。
なんばマルイへの出店は、LOCUSTにとって大阪初進出となる。関西の商業の中心地であるなんばエリアへの参入は、同社の事業拡大戦略の重要な一歩と位置付けられている。また、マルイという大型商業施設内への出店は、既存の顧客層に加え、新たな顧客層の開拓につながると期待されている。
LOCUSTの大阪進出は、商業施設業界に新たな可能性を示すものとなるだろう。価格競争が激化する中、品質と価格のバランスを重視する消費者ニーズに応える新しい業態として、その成長が注目される。同時に、サステナビリティへの取り組みは、今後の商業施設運営における重要なファクターとなる可能性を示唆している。
オフプライスストアという業態は、従来の商業施設にはない独自の魅力を持つ。常に変化する商品ラインナップと、驚きの価格設定は、顧客に「宝探し」のような楽しさを提供し、リピート率の向上につながる可能性がある。また、在庫の効率的な管理と販売は、サプライチェーン全体の最適化にも貢献する。
LOCUSTの展開が、商業施設業界全体にどのような影響を与えるか、業界関係者の注目が集まっている。既存の小売業態とは異なるアプローチで、新たな顧客層の開拓や、商業施設の集客力向上に寄与する可能性は大きい。今後、LOCUSTの成功事例が、他の商業施設運営者やテナント企業の戦略にも影響を与えることが予想される。株式会社パルグループホールディングスのプレスリリースから画像と新店概要を引用。
- 『LOCUST なんばマルイ』概要
□オープン日:2024年9月28日(土)
□住所:大阪府大阪市中央区難波3-8-9なんばマルイ3階
□営業時間:11:00~20:00
□売場坪数:約90坪
□取扱商品:レディース・メンズアパレル、服飾雑貨、生活雑貨、コスメ等