大規模商業施設のトレンド
最近の大規模商業施設開発は単独で行われるものではなく、1960年台の団地開発の経緯によく似ている。1960年台の団地開発の際は商業施設はそこまで大きな注目もされておらず、小さいグローサリーストアがポツンと入っていることが多かったが、現在の大型開発は分譲マンションやサービス付き高齢者向けマンションがハブになり、賃貸マンションがそこについて、全体の住民および足元の住民のために商業施設がついてくるかたちになります。そうです、町をつくる開発が最近の大規模商業施設開発のトレンドです。今回また新しい町が船橋の山の手にできるそうです。大和ハウス工業株式会社がAGCの工場跡地を取得し、大規模開発にとりかかるとのこと。
高尾での商業施設開発を経て、大和ハウス工業株式会社の最新商業施設が激戦区船橋で見られるのは楽しみです。今後の大和ハウス工業株式会社の展開に期待です。
以下、大和ハウス工業株式会社のプレスリリースより抜粋。
「AGCテクノグラス中山事業場」跡地での大規模複合開発プロジェクト概要決定(ニュースリリース)
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、2018年7月26日、千葉県船橋市の「AGCテクノグラス中山事業場」跡地を取得し、8月より総戸数861戸(※1)の分譲マンション(※2)・賃貸住宅・戸建分譲住宅および商業施設の大規模複合開発プロジェクトに着手しましたが、その概要が決定しましたのでお知らせします。
※1.分譲マンション・賃貸住宅・戸建分譲住宅の合計。
※2.分譲マンションは東武鉄道株式会社との共同事業です。
当社は第5次中期経営計画(2016年度~2018年度)において、多様な事業リソースを活かした、三大都市圏・地方中核都市での複合開発を推進しており、戸建住宅・分譲マンション・商業施設の複合開発「高尾サクラシティ(東京都八王子市)」や、商業施設・オフィス・ビジネスホテルの複合開発「(仮称)広島二葉の里プロジェクト(広島県広島市)」などを進めています。
そしてこのたび、千葉県船橋市の「AGCテクノグラス中山事業場」跡地において、当社初となる4事業(戸建住宅・賃貸住宅・分譲マンション・商業施設)の大規模複合開発プロジェクトに着手することとなりました。1.開発経緯
「AGCテクノグラス中山事業場」は、1966年から自動車ヘッドライト用ガラスなどを生産する工場として稼動していましたが、2012年9月に生産体制再編のため閉鎖となりました。その後、2018年7月、AGCテクノグラス株式会社と当社は跡地に関する土地売買契約を締結し、開発に着手することになりました。2.「AGCテクノグラス中山事業場」跡地 大規模複合開発プロジェクト概要
(1)立地について
「AGCテクノグラス中山事業場」跡地は、JR「船橋駅」まで2.5km圏内、東武アーバンパークライン(野田線)「塚田駅」まで徒歩4分という好立地にあります。県道9号線(船橋松戸線)に近く、国道464号線などの主要幹線道路にもアクセスしやすい場所です。
また、近郊には「行田公園」をはじめ、新設の教育施設(小学校、放課後ルーム)(※3)、子育て支援施設、商業施設、医療施設(「船橋総合病院」、「船橋市立医療センター」)があるため、各住宅街区のご入居者にとって生活利便性の良い場所です。
※3.2021年4月開校予定。(2)当社の総合力を活かした住宅・商業施設の一体開発
本プロジェクトは、開発地の北側に集合住宅街区として、分譲マンション(571戸・11階建て)、賃貸住宅(低層:39戸・3階建て、中高層:225戸・11階建て)を配し、南西側に戸建分譲住宅街区として26区画、南側に商業施設街区を計画した事業面積57,456.19㎡(東京ドーム約1.2個分)の大規模複合開発プロジェクトです。
当社が長年培ってきた住まいや暮らしに関するノウハウを活かした複合開発を行います。■「AGCテクノグラス中山事業場」跡地 大規模複合開発プロジェクト概要
所在地:千葉県船橋市行田1丁目50
交通:東武アーバンパークライン(野田線)「塚田駅」徒歩4分
事業面積:57,456.19㎡(17,380.49坪)
敷地面積:47,601.38㎡(14,399.41坪)
総工期:2018年8月~2021年3月
総事業費:約260億円
以上