大戸屋、島根３店舗目の初の大型店出店

by katzaota · 2023年3月7日

皆さんの街にもある株式会社大戸屋ホールディングスのごはん処大戸屋が今回新店を出店されるとのこと。知っているようで知らない大戸屋さんの歴史から今回はスタート。もともと1958年に創業者の三森栄一氏が白飯だけのオーダーも可能な貧乏学生向けの安飯店舗オープンし、人気となった。そこから中興の祖となった２代目の三森久実氏が「おしゃれな定食屋」というコンセプトに路線変更したことで以後急成長していった。2023年2月現在の店舗数は307(うち169店舗がFC)となっている。

今回の店舗はFC店舗で株式会社楽が運営する店舗となる。今回は島根県3店舗目、松江市内2店舗目の店舗で県内初の大型店舗となるとのこと。島根県は物流の市場規模と物流の関係上、ナショナルチェーンが出店しにくい地域でもある。島根県に出店していない外食チェーンは例えばこんな企業がある。松屋、餃子の王将、ピザーラ、ロッテリアなどの店舗は島根県には未だにない。手頃な価格設定で和食の定食が食べられる他社が出店していないために、ごはん処大戸屋にとってはまだブルーオーシャンとも言えるであろう。

市場規模こそ小さいものながら、島根は高齢者が多いので意外と和食というメニューが人気となることは想像できる。しかし、まだ未進出のすかいらーくレストランツの夢庵や松屋などが出店してくればレッドオーシャンとなっていくことになる。（ちなみに吉野家は複数店舗出店済）。先行者利益がある店舗拡大となる今回の大型店はつくりが特徴的で出雲大社を彷彿させる外観と木のぬくもりが感じられる落ち着いた雰囲気でありながら、明るく開放感がある内装となっている。

鳥取県、島根県は商業においてラストフロンティアとなるケースが多く見られる。より多くのナショナルチェーンが島根に出店し、山陰地方の商業を是非明るくにぎやかにしていっていただきたいと思う。以下、株式会社大戸屋のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。