大創産業、新宿最大の3ブランド複合店をビックカメラ新宿東口店に出店
商業施設業界に新たな風を吹き込む動きが始まっている。株式会社大創産業が、主要3ブランドの複合店舗を東京・新宿の一等地に展開する。2024年10月2日、ビックカメラ新宿東口店8階に「DAISO」「Standard Products by DAISO」「THREEPPY」の3ブランドが集結し、約504坪(約1,666㎡)の売場面積を誇る新宿区最大規模の店舗としてオープンする。
この複合店舗は、大創産業の新たな戦略拠点として位置づけられている。新宿駅から地下通路で直結するアクセスの良さと、3ブランドの特徴を活かした豊富な品揃えにより、顧客満足度の向上を図る。特に注目すべきは、「THREEPPY」の新宿初出店だ。”あいらしい。そして私らしい。”をコンセプトに、トレンドを取り入れたファッション雑貨や食器、インテリアなどを展開し、新たな顧客層の開拓を目指す。
各ブランドは、この出店を機に新商品の投入や先行販売を積極的に行う。「DAISO」では、新宿エリアの主要顧客である若年層をターゲットに、初めて「ブラインドボックス(フィギュア)」を限定販売。「Standard Products」は、コーヒー関連商品を約20種類まで拡充し、ライフスタイル提案型の品揃えを強化する。
さらに、「THREEPPY」ではディズニー・アニメーション・映画『アナと雪の女王』とのコラボレーション商品を先行販売。バッグやポーチ、インテリア小物など、全38種類中25種類を他店に先駆けて展開する。これにより、ブランドの差別化と集客力の向上を図る。
大創産業は、2024年2月現在、日本を含む世界26の国と地域に5,325店舗を展開し、年間売上高6,249億円を誇る業界大手だ。毎月約1,200種類の新商品を開発するなど、商品力と店舗展開力を武器に成長を続けている。今回の新宿への大型出店は、都市部での存在感をさらに高め、多様化する消費者ニーズに応える戦略的な一手と言える。
商業施設業界は、オンライン販売の台頭や消費者行動の変化により、常に新たな価値提供を求められている。大創産業の今回の取り組みは、実店舗ならではの体験価値と、多彩な商品ラインナップによる利便性を両立させた好例として、業界内外から注目を集めそうだ。
この新店舗は、大創産業の新たな広告塔としての役割も期待されている。最新・最旬の品揃えで3ブランドの魅力を発信し、新宿という日本有数の商業エリアにおいて、ブランド価値の向上と市場シェアの拡大を狙う。同時に、この出店は大創産業の都市型店舗戦略の新たなモデルケースとなる可能性も秘めている。
今後の展開としては、この複合店舗での顧客動向や売上分析を通じて、各ブランドの強みをさらに磨き上げていくことが予想される。また、都市部における大型複合店舗の展開が加速する可能性も高く、業界全体の店舗戦略に影響を与える可能性がある。
大創産業の今回の取り組みは、単なる新店舗オープンにとどまらず、商業施設業界における新たなトレンドを生み出す可能性を秘めている。多様化する消費者ニーズに応え、実店舗の価値を再定義する試みとして、今後の展開が注目される。以下、株式会社大創産業のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■ビックカメラ新宿東口店 店舗概要
・名称と売り場面積: DAISOビックカメラ新宿東口店 357坪(約1180.2平方メートル)
Standard Products ビックカメラ新宿東口店 97坪(約320.7平方メートル)
THREEPPY ビックカメラ新宿東口店 50坪(約165.3平方メートル)
・営業時間:10:00 – 22:00
・休業日:なし
・住所:東京都新宿区新宿3-29-1 ビックカメラ新宿東口店8階
・グランドオープン:2024年10月2日(水)※3店舗同時オープンいたします。