大丸心斎橋店、66店舗が新規オープン・リニューアルで大規模改装へ―ラグジュアリー体験の進化
2024年8月、大丸心斎橋店は本館建て替えから5周年を迎えるにあたり、初の大規模リニューアルを実施することが発表されました。このリニューアルは、2025年2月までに66店舗が順次オープンし、商業施設としての魅力をさらに高めることを目指しています。
今回のリニューアルには、33の新規店舗と33の移転・リニューアル店舗が含まれ、幅広いジャンルにわたる新たなブランドが登場します。特に、関西最大級となる「JIL SANDER」や、関西初出店の「AMIRI」などの高感度ブランドが多数ラインアップされています。さらに、ブエノスアイレス発のフレグランスブランド「FUEGUIA 1833」や、日本の伝統工芸を取り入れた体験型コンテンツも新たに加わり、ラグジュアリーなショッピング体験を提供します。
6階の時計売場は面積を65%拡大し、「VACHERON CONSTANTIN」や「Jaeger-LeCoultre」などの高級時計ブランドが集結。さらに、日本最大級の規模となる時計関連店舗も含まれ、時計愛好家にとって魅力的な空間が広がります。
大丸心斎橋店のリニューアルテーマは「世界と未来に向けて進化する百貨店へ」。このテーマのもと、百貨店とテナントのハイブリッド型店舗戦略を採用し、リアル店舗ならではの世界観を強化します。特に、20代から40代の若年富裕層顧客をターゲットとしたブランドラインアップが充実しており、インバウンド需要を見据えた日本文化やポップカルチャーの発信にも注力しています。
大丸心斎橋店の小室孝裕店長は、今回のリニューアルに対して「新型コロナウイルスの影響を乗り越え、業績は回復傾向にある。2026年の大阪出店300周年に向けて、魅力あるコンテンツをさらに強化し、百貨店としての新たな価値を創造していきたい」とコメントしています。
今回のリニューアルによって、大丸心斎橋店は既存の顧客層を維持しながらも、若年層や訪日客に対しても大きなアピールをすることが期待されます。2025年の大阪・関西万博や2026年の300周年を控え、今後の発展が注目される大丸心斎橋店の動向から目が離せません。以下、株式会社大丸松坂屋百貨店のプレスリリースから画像を引用。