多様化する商業施設のあり方 | 商業施設ニュース
ネット通販が進んだことで進化していった産業があります。それは物流業界。大手の運輸会社のシステムは軒並み進化していき、それにあわせてリアルタイムでものがどこにあるかがわかるようになりました。同時に大量の在庫を保管し、注文にあわせて出荷するという物流倉庫業もアマゾンを見ればわかるように飛躍的に進化を遂げていっています。
商業施設と物流倉庫は関係ないだろうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが年末にイオンモール株式会社が衝撃的なプレスリリースをだしていました。八王子インターチェンジ北に次世代スーパーを出店するとのこと。次世代スーパーとはAIやロボットを使って商品をピッキングしたり在庫を調整するオンラインスーパーの進化型の店舗を指しています。そうなんです。商業施設に物流倉庫を組み合わせた店舗を新たに開業するということです。この顧客フルフィルメントセンターと称される次世代型オンラインスーパーはイオンネクスト準備株式会社が英国のオカドグループと提携して作り上げるスーパーとなる模様です。
まさか商業施設に倉庫が大々的に建設される時代が来るとは思いませんでしたがもうそういう時代は目の前に来ているんです。賃料計算だけしていればいいのではなく、周辺顧客のニーズを充足するためになにが必要か見据えた結果の選択だと思われます。八王子の地の利を活かした出店戦略が今後どうなっていくのか見ていきたいと思います。
以下、イオン株式会社、イオンネクスト準備株式会社、イオンモール株式会社のプレスリリースより概要および画像を抜粋。
■概 要
・所 在 地:東京都八王子市滝山町一丁目885-1外
・敷 地 面 積:約102,000m²
・工事着工予定:2023年春
・開 業 予 定:第一期 2025年春
第二期 2026年
(次世代スーパー等)