変化するビジネススタイルに対応し、ORIHICAが新たな店舗をオープン
ビジネスウェアのカジュアル化が進む中、AOKIが展開するORIHICAブランドが、広島県内2店舗目となる新店をオープンする。9月21日、広島市南区の商業施設「ゆめタウン広島」2階に「ORIHICAゆめタウン広島店」をオープンすることが発表された。
ORIHICAは2000年前後に登場した「ツープライススーツショップ」の一つとして誕生したが、その後ビジネスとカジュアルのハイブリッドを目指すブランドへと進化を遂げてきた。「Key to the new lifestyle」をコンセプトに掲げ、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く対応できる商品ラインナップを特徴としている。
今回の新店舗では、変化するビジネススタイルやお客様のニーズに応えるため、ビジカジコーナーとレディースコーナーを拡大。ビジネスアイテムはもちろん、ビジネスウェアのカジュアル化に対応した「ビジカジアイテム」や、キャリア女性向けの「レディースアイテム」を充実させている。
店舗デザインにも工夫が凝らされており、優れた音響装置から流れる心地よい店内音楽や新デザインの什器を採用。これにより、単なる買い物の場にとどまらず、顧客により楽しい空間体験を提供することを目指している。
さらに、オンラインと実店舗の連携を強化した「イージーウェブショップ」の導入や免税対応など、サービス面でも充実を図っている。これらの取り組みは、変化する消費者ニーズや購買行動に対応するものと言える。
新店舗の出店場所として選ばれた「ゆめタウン広島」は、地域に根付いた人気商業施設。幅広い年齢層の顧客が訪れることから、ORIHICAの主要顧客層との親和性が高いとされている。この立地を活かし、広島県内でのブランド認知度のさらなる向上を目指す。
ORIHICAを展開するAOKIは、この新店舗オープンを通じて、マーケットシェアの拡大を図る方針だ。具体的には、全国200店舗の達成を目標に掲げており、今後も積極的な出店戦略を展開していく考えだ。
近年、ビジネスウェア業界は大きな変革期を迎えている。クールビズの定着や働き方改革の推進により、従来のスーツ需要が減少する一方で、ビジネスカジュアルの需要が高まっている。また、デジタル技術を活用したオーダースーツサービスの台頭など、新たな競争環境も生まれている。
こうした中、ORIHICAの新店舗戦略は、変化する市場ニーズに対応しつつ、実店舗ならではの強みを活かす試みと言える。今後、同社がどのように店舗展開を進め、顧客獲得につなげていくか、業界関係者の注目が集まりそうだ。
以下、株式会社AOKIのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗概要】
店舗名:ORIHICAゆめタウン広島店
住所:広島県広島市南区皆実町2-8-17 ゆめタウン広島2F
電話番号:082-505-1071
店舗面積:約80坪
営業時間:10:00~21:00