境界線上に生まれる新業態
商業施設ではライフスタイル提案という呪縛のような言葉蔓延してはやくも20年程度の時間がたちます。当初はアパレルのメンズレディース業態がキッズ業態を含め、雑貨を含め、家具を含め、つい最近ではキッチン雑貨まで含めてライフスタイル提案とか呼んでいます。ライフスタイル提案という名前のなんでも生活に関するものを入れればいいという考え方はいかがなものなのかと常々思います。新しい業態を作るというのは何がなんでも取り込めばいいのか?というとそういうわけではないと思っています。
さて、今日ご紹介する業態はある業態と他の業態の境界線上に生まれる業態です。今回はR不動産でリノベーションマンション専門仲介で人気のアールストアさまが本屋とホテルの境界線に新しい業態を作らえて1年今回はリニューアルされたという話です。リニューアルではアルコールの提供をはじめて、もともとのコンセプトだった本屋でウトウト体験に対してアルコールを加えて本屋でちょい飲みウトウト体験にグレードアップしたというものです。
本屋とホテルの際(キワ)に新業態を生み出した事例です。アパレルと本、料理と本の際に新業態を生み出したのがT-SITE。何かの業態と何かの業態の際を生活シーンや生活パターンでつなげることで新業態は誕生します。でも、そんなに簡単には誕生することはなく相当考えて調査して生まれるものだと思います。しかし、そこで生まれた業態は持続しますし、必要とされます。今後も新業態系のニュースはしっかりとレポートしていきます。
株式会社アールストアのプレスリリースより抜粋
泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」東京・池袋に新店舗をリニューアルOPEN
今度の「B」はBARの「B」 京都店のBEERに続き新企画が登場(C) R-STORE 2017
2017年1月21日(土)、不動産のセレクトショップ R-STORE(株式会社アールストア 東京都品川区 http://www.r-store.jp)は、「泊まれる本屋」をコンセプトに、訪日外国人観光客や国内旅行者、都内近郊の在住者をターゲットとしたホステル「BOOK AND BED TOKYO」(http://www.bookandbedtokyo.com) の新店舗を、同ビル内の1店舗目と統合しBOOK AND BED TOKYO 東京店として東京・池袋にリニューアルOPENする。今回の「BOOK AND BED TOKYO」は、お酒の飲める「泊まれる本屋」。館内にある「BOOK AND BED AND BAR」と称したバースペースにて、宿泊者向けに販売を行います。
2015年OPENの池袋に続き、グラフィックデザインを「Soda design」、内装デザインを「SUPPOSE DESIGN OFFICE」が担当。ブックセレクトは「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」が担当。読書をしながら寝落ちしてしまう、幸せな体験を提供いたします。予約は本日より開始。なお、宿泊せずにBOOK AND BED TOKYOの空間を気軽に楽しめる、デイタイムプランも1月21日(土)スタート予定です。