地域密着型兼観光立地型商業施設の誕生
昨今地域密着型の商業施設が消費者にも投資家にも人気。コロナが蔓延してから遠くに買い物に行くのではなく3km以内、もっと言えば1km以内に買い物に行く人が増加したことで足元商圏がしっかりしている立地の商業施設の食物販の売上が伸びていきました。その中で頭角を現しているのが大和ハウスグループの大和リース株式会社のフレスポ。
同ブランドはこれまで様々な地域密着型商業施設を開発されてきました。これまでのフレスポではナショナルブランドやその地域で力をもったスーパーなどが出店されて生鮮食品を販売されて集客をされていました。今回長野は佐久の佐久インター目の前にオープンするフレスポ佐久インターでは新業態の生鮮食品コーナーが登場。その名もLUCKBELL(ラクベル)。ラックを地元の生産農家や農業法人の方にお貸しするスタイルの道の駅的なアプローチの生鮮食品スーパーとなるとのことです。すでに数十人の方と契約されているとのこと。
フレスポ佐久インターのこれまでのフレスポに無い評価されるべき点はナショナルブランドが実は2店舗しか出店しておらず、あとのテナントはは地元の企業による地元の人のための施設となっている点です。中央偏重型だった商業施設がいよいよ地元の人の手に戻っていっている感じがしてとても好感が持てる商業施設になっています。しかし流石に商売でそれだけでは食べていくのは厳しいということもあります。ですので地元密着型でありながら観光客集客という目線も忘れていない施設となっているところがまた良いコンセプトだと思われます。
初期の開発は2017年ころから進められて、初期の店舗は2018年にオープン。リーシングと土地開発含めて足掛け5年かけてオープンされたフレスポ佐久インター。おそらく初期のコンセプトが紋切型の商業施設だったものをコロナを超えていくなかで地元密着型にシフトされていったのだと思います。大変な苦労があってのオープンとなった施設だと思われますので、是非佐久の新しい顔として地域になくてはならない商業施設になっていただきたいとおもいました。以下、大和ハウス工業株式会社のプレスリリースより施設概要と画像を引用。
■施設概要
施設名称:フレスポ佐久インター
住所:長野県佐久市岩村田北1丁目22-3
敷地面積:14,121.00㎡
延床面積:2,091.10㎡
構造規模:鉄骨造平屋建て 6棟
店舗数:13店舗
駐車場台数:178台(バス5台含む)
駐輪場台数:自転車20台・バイク35台
ホームページ:https://www.e-frespo.com/saku/