地域密着で持続発展可能な商業施設
埼玉県は関東の中でも屈指の住宅密集地区でありながらまだまだ手つかずの自然があふれる魅力的な県である。私鉄各社が南北に電鉄を張り巡らせ、東京へのアクセスも良いのが特徴ではあるが、埼玉県南西部にはいくつか陸の孤島のような場所が存在する。その理由としては電鉄の縦の動線は強いのだが横の動線が弱い県でもある。その分電車通っていない地区に関しては高度にモータリゼーションが進み車で移動をする人たちも多い。そんな埼玉県南西部に新たな商業施設が生まれた。
イオンタウン株式会社が6月30日(木)に埼玉県入間郡毛呂山町にショッピングセンター「イオンタウン毛呂山(もろやま)」をグランドオープン。当該地区はこれまで商業的な開発はなされておらず、多くの地域住民は近隣の街までこれまで来るまで移動して買い物を行っていたとのこと。今回のイオンタウン毛呂山ができあがったことで、毛呂山周辺の地域住民はイオンタウン毛呂山に殺到しているとのこと。ツイッターなどで見たところ開店前から多くの人がオープンを待っているとか。
イオンタウンの強みは地域の住民に必要なものを必要なだけ提供している点。食品スーパーはもちろんイオン系のイオンスタイル。土地柄必要とされるDIY関連はコメリハード&グリーン毛呂山店が出店した。今回のイオンタウン開発の中で目玉となったのが産官学金連携のまちづくり会社が行う再エネ地産地消PPAモデル。株式会社もろやま創成舎が、株主である金融機関3行(埼玉りそな銀行、埼玉縣信用金庫、武蔵野銀行)と協力し、「イオンタウン毛呂山」とオンサイトPPAモデルによる電力供給契約を締結した。そのことにより、太陽光発電設備をSC屋上に導入し実質的にCO2フリー電気100%使用の店舗となるとのこと。
地域密着型だけでなく持続発展可能な設備まで完備したイオンタウン毛呂山は同様サイズの商業施設のベンチマークとなっていくのでは無いでしょうか?以下、イオンタウン株式会社のプレスリリースより、施設概要を引用。株式会社もろやま創成舎のプレスリリースより画像を引用。
【イオンタウン毛呂山施設概要】
SC名称: イオンタウン毛呂山(いおんたうんもろやま)
所在地: 埼玉県入間郡毛呂山町川角58-1
連絡先: 043-271-1123(関東事業部)
責任者: 関東事業部 東京・埼玉営業部 政 浩一(つかさ こういち)
敷地面積: 34,178㎡
延床面積: 11,794㎡
総賃貸面積:10,908㎡
駐車台数: 434台
店舗数: 13店舗
構造: 鉄骨造平屋建て
開店: 2022年6月
営業時間: 専門店 10時~21時(店舗により一部異なる)
イオンスタイル 8時~22時
従業員数: 約250人(うちイオンスタイル150人)
基本商圏: 車15分圏、世帯数 約4万2千世帯、人口約9万7千人