地元企業を発掘し共に成長するSCのモデルケース
地元のテナントを育成し、地元のテナント共に成長するモデルというのが一番SCにとっては美しいモデルなのではないかと思います。もちろん、セレクトショップやナショナルチェーンの大規模の企業を誘致すれば売上は見込めますし、来館者数を増加させることも見込めます。しかし、地元の企業を誘致してしまうとMDの指導や接客の指導なども行わなければいけません。そういった大変な共同作業を乗り越えお互いの協力の上で売上が増加することができれば、テナントからのロイヤルティも高まり共存共栄の意識が芽生えます。
今回株式会社ジェイアール東日本都市開発は大船の外食店舗を武蔵小杉付近の高架下に誘致。株式会社かたむすびはこれまで、大船に2店舗、藤沢に1店舗、茅ヶ崎に1店舗を展開されていました。今回初めて大手デベロッパー物件への出店になります。これを機に株式会社ジェイアール東日本都市開発が神奈川で展開されている物件に積極出店されるような展開になれば美しいのではないかと思います。
株式会社ジェイアール東日本都市開発のMD発掘能力はすばらしいなとおもいました。昨今流行の地産地消のメニューをおしゃれな内外装で食べられる株式会社かたむすびを見つけ、尚且つSCではなく、高架下でテナントにとっても路面店と同じような条件で出店できるところを提供されています。
今後の株式会社かたむすびの他店舗展開に期待しつつ、株式会社ジェイアール東日本都市開発の新たなテナント発掘にも注目していきたいと思います。
以下、株式会社ジェイアール東日本都市開発のプレスリリースより抜粋。
2017年5月30日 (火) JR南武線高架下に 「和ビストロ」飲食店OPEN!
JR東日本グループのデベロッパー、株式会社ジェイアール東日本都市開発(本社:東京都渋谷区)はJR南武線 武蔵小杉駅付近高架下に、株式会社かたむすび(本社:神奈川県鎌倉市)が運営する 「臥新(がしん)武蔵小杉店」 を2017年5月30日(火)に開業します。
「神奈川湘南エリア中心に出店する地元の人気店」
株式会社かたむすびは『地元で採れるおいしいもの』を素材のメインにおき、本店の「臥新(がしん) 大船店」をはじめ、「臥新 鉄 茅ヶ崎店」、「臥新 炉 藤沢店」、「trattoria gatakigi(ガタキージ)」とそれぞれ和ビストロ、炉端焼、鉄板焼の店舗を神奈川湘南エリア中心に意欲的に出店。「都心部に行かずとも最高級の味と最高のサービスが味わえるお店」をモットーに地元住民は元より、多くのお客さまに癒しと安らぎの空間を提供できるような店作りを心掛けています。「地元・湘南で採れたこだわりの食材」
そんな㈱かたむすびが今回新天地・武蔵小杉で提供するのは、本店の「和ビストロ」のイメージを継承しつつ、「変わりおでん」を楽しめる店舗。
全国各地から集めた日本酒は氷結で、こだわりのレモンサワーは無農薬、ワインは自然派のものを提供します。また店舗では、前述のとおり料理に使う素材は地元で採れた野菜や魚など、こだわりの一品を中心に仕入れを行っています。
①野菜
直売所と提携を結ぶことに成功し、鎌倉野菜を安定的に仕入れることができています。
お客様にはバーニャカウダやサラダ、季節野菜のテリーヌとして提供しています。
②魚
小田原漁港で採れた魚を使用し、鯖、穴子、メジナ、鰹などの魚の刺身や寿司、焼魚として提供しています。
③肉
神奈川県藤沢市のみやじ豚を中心に使用しています。みやじ豚は味を決める三大要素といわれている血統、えさ、育て方をこだわって飼育されているため、くさみがほとんどなく、柔らかくてとてもジューシーです。噛めば噛むほど旨味と甘みが口の中で広がり一度食べたら病み付きになる一品です。
④日本酒
神奈川は湘南の地酒である天青はもちろんのこと、全国より本当に美味しいと感じられる日本酒を仕入れており、冷酒や熱燗など、お客さまの好みに合わせて一番良い飲み方で提供しております。【店舗情報】
店舗名:臥新 武蔵小杉店
所在地:神奈川県川崎市中原区小杉町三丁目269番2
営業時間:17:00~0:00(今後変更の予定有)