国際観光地歌舞伎町に新名所誕生か?
そこにしかない体験ができる場所はテーマパークだけの専売特許ではなく、いまやすべての商業に求められるテーマとなりつつあります。その街にあったものを作り上げることが一つのトレンドになりつつあります。下町であれば下町にあった温かみのあるサービスとコンテンツを用意すること。田舎であれば、田舎でしかできないサービスとコンテンツを用意すること。とても当たり前のことにように思われることですがこれが今までうまく出来ていなかったのが日本の商業。
その理由としては東京で流行っているもの、大阪で流行っているものを地方都市がベンチマークとして受け入れて、それを活用しようしてきました。でも、それが正しい方向性ではないことをコロナを超えて皆が実感し始めています。例えば宿泊施設。これまでであれば宿泊施設はホテルでないとだめだと思われてきましたが、最近になって各地方で各地方のランドスケープを活かしたグランピングが生まれ始めています。低コストの投資で都会から人が押し寄せるそんな場所を創出ができるようになりつつあります。
では、逆に都会はどうなのか?東京でいえば、浅草は浅草にあった、渋谷は渋谷にあった、池袋は池袋にあった都会的になものを作り上げていく必要性が生まれてきています。来春オープン予定の東急歌舞伎町タワーではその流れを汲んだ開発が進められようとしています。新宿歌舞伎町はネオンの情景が海外からの観光客を吸い寄せる場所ではありますが、英語対応できている場所がそんなに多くなく海外の顧客に対応さえできればドル箱になりえる場所でした。今回はそこをおさえ、株式会社バンダイナムコアミューズメントがバンダイナムコグループが取り扱うキャラクターの商品や体験を通じて楽しむことのできるニュータイプのアミューズメント施設をオープンするとのこと。
POPなネオンに囲まれた空間でバンダイナムコグループが取り扱うIPコンテンツをさまざまな角度から体験することで、訪れた方が好きなコンテンツに出会い、楽しみ尽くすことができる場を提供するとのこと。具体的な内容についてはまた別途情報が開示されていくことになるようようですが、イメージパースから見る限り海外の旅行客も楽しめそうな作りになりそうです。以下、株式会社バンダイナムコアミューズメントのプレスリリースより施設概要と画像を引用。
施設概要
業態名称: 「アミューズメントコンプレックス」
所在地 : 東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1、同番3(地名地番) 東急歌舞伎町タワー3F
オープン: 2023年4月予定