商業施設利用者向けソリューションサービスで利便性向上
オフィスビルのランチタイムは場所によっては11時半に入っても混雑しているレベルで盛況しています。12時にいこうなら入れず待たなければいけないこともありますよね。使える時間が限られている人にとって待たされることは休憩時間活用の死活問題になってしまいます。本日ご紹介するのは凸版印刷株式会社が開発したリアルタイムで混雑状況を知ることができるシステム。これがあればユーザーの不満は解消され店舗側もデータを元に科学的に店舗運営と集客が可能になります。ただしデータを上手く使えなければ、行列もできないランチタイムでも空席の目立つ店舗になってしまうかもしれません。どんな便利なものを理解して、それをうまく使いこなすことが大切ですよね。以下、凸版印刷株式会社のプレスリリースより抜粋。
凸版印刷、混雑・店舗情報の発信で施設内利用を最大化
飲食店やコワーキングスペースなどの混雑状況をワイヤレスセンサーがセンシング。スマホやサイネージからリアルタイムで把握でき、店舗情報も取得できる新サービス「nomachi(ノマチ)™」を開発
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、施設の混雑状況をスマートフォンやサイネージからリアルタイムで把握できるサービス「nomachi(ノマチ)™(以下、本サービス)」を開発。オフィスビルや商業施設、大学、病院への導入を目指し、不動産事業者やデベロッパーなどに向け、2020年4月より本格的に販売を開始します。
本サービスは、施設にワイヤレスセンサーを設置し、センシングした在席状況のデータをクラウド上に送ることにより、スマートフォンやサイネージでリアルタイムに混雑状況を表示します。これにより、現地に行かずとも飲食店やコワーキングスペースなどの混雑状況が把握でき、店を探す手間や店舗での待ち時間を削減します。
なお、本サービスの提供開始に先立ち、2019年10月1日から2019年11月29日 まで秋葉原周辺の飲食店で実証実験を行い、飲食店の来客数が実証実験前と比較して約2倍に増加。また、混雑時間が分散されたことにより待ち時間の短縮につながったとの評価を受け、このたび販売開始に至りました。■ 開発の背景
オフィスビル周辺や商業施設内に点在するレストランやカフェなど、さまざまな施設の混雑状況は実際に店舗へ足を運ばなければわからず、人が集中するランチタイムなどは実際に店舗へ赴いても長時間待たされる場合がありました。一方で、飲食店では混雑が集中してしまうことで満足にサービスを提供できない場合があるという課題がありました。
このような中で、凸版印刷はこれまで培ってきた空間デザインのノウハウやIoT機器、情報処理技術を組み合わせ、施設の混雑状況をスマートフォンやサイネージでリアルタイムに把握できるサービス「nomachi(ノマチ)™」を開発。オフィスビルや商業施設などでの設置を目指して提供を開始します。■「nomachi(ノマチ)™」の特長
・スマートフォンやサイネージで施設の混雑状況をリアルタイムで表示
施設の机の裏側などにワイヤレスセンサーを設置し、在席情報をセンシングします。取得したセンシングデータを元に混雑状況を判別し、スマートフォンやサイネージにリアルタイムで表示することができます。これにより、施設に足を運ばずとも混雑情報を把握でき、店を探す手間や店舗での待ち時間を削減します。・安価な小型センサーのため簡単に導入が可能
設置が簡単で安価なセンサーを使用しており、短時間で施工できるほか、既存のサイネージを活用することもできるため、初期費用を抑えて導入することができます。・施設に合わせてサイネージデザインを容易にカスタマイズ可能
利用者や設置場所に合わせて簡単にカスタマイズでき、短納期でさまざまなサイネージデザインの提供が可能です。また、サイネージを設置することで混雑情報とともに飲食店の情報を認知することができるため、商業施設や飲食店への集客につながります。■ 価格
月額8000円~
※センサー料金、システム利用料金、通信料金込み
※センサーの個数に応じた料金パッケージを用意
※サイネージ料金は別途見積もり■ 今後の目標
凸版印刷は、オフィスビルや商業施設、大学、病院、コワーキングスペースへの導入を目指し、不動産事業者やデベロッパーなどに向け、2022年までに関連受注を含め15億円の売上を目指します。