商業施設ができるエコな取り組み
SDGsについては毎週商業施設界隈でもなにかトピックスが生まれてくるほど注目となっています。でも具体的にどんなことをしたらSDGs対応しています!と言い切れるのか?については誰も言及しません。というのもSDGsは自己申告であり認定機関が居ないので言いたい放題なのです。でも、だからといって言いたい放題うちはSDGs対応していますよ!と言っているとツイッターあたりからあの施設、あのお店はSDGsを語っているだけで何もしていないという噂が広まっていく可能性もあります。
やはりSDGsに取り組んで居ますよ!というためにはある程度なにか指標があったほうが良いに決まっています。ではSDGsの目標の1つにもなっているエコの部分だけを切り出してみるとどうか?というと実は日本独自の環境ラベルであるエコマーク※に商業施設のためのエコマークというものが存在します。エコマークを取得するためには以下の6つのカテゴリで一定以上の施策をおこなっていることが必須となります。建物・周辺環境への配慮、環境に配慮した設備、 交通・物流の効率化、 テナントとの協力体制、 お客様とのエコ活動、 エコな施設運営。
このエコマークを取得している施設はまだ少ないのですが、比較的取得しやすいものですしこれをしっかりやっていると勿論胸をはってSDGsの対象となる項目もあるのでSDGs対応していると言い切れます。エコの対応を検討されている施設の方は是非ご確認ください。こちらから確認が可能です。
このエコマーク取得のための評価項目の中にお客様とのエコ活動という項目があります。 環境をテーマとしたイベント等を定期的に主催しているかどうかを聞く項目なのですが、こういったアクションを通じて「今の時代にあった」商業施設のファンづくりがなされていくのかもしれないと思わされました。
今回はエコマークを取得している株式会社千葉ステーションビルのペリエ海浜幕張が2022年6月21日(火)夏至 & 7月7日(木)クールアース・デー 両日で20時~22時に照明の一部箇所を除いて一定時間消灯するというイベント、ライトダウンキャンペーンを行うとのこと。日々のイベントを通じて消費者にテナント従業者にもエコを考えてもらうきっかけをつくるイベントはこれからの社会では必要なイベントなのかもしれません。
以下、株式会社千葉ステーションビルのプレスリリースより画像とイベント概要を引用。
■ 実施日時:2022年6月21日(火)夏至 & 7月7日(木)クールアース・デー 両日で20時~22時■ 開催場所:ペリエ海浜幕張、検見川浜、稲毛海岸■ 内 容:照明の一部箇所を除き、各施設で一定時間消灯します。※ エコマークとは…「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベルです。このマークを活用して、消費者のみなさんが環境を意識した商品選択を行ったり、関係企業の環境改善努力を進めていくことにより、持続可能な社会の形成をはかっていくことを目的としています。(公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局HPより引用)