名古屋老舗百貨店がリボーン
名古屋はとても特殊な地方都市で人口に対して百貨店の数が多い街でした。4M1T。松坂屋、名鉄百貨店、丸栄百貨店、三越の頭文字で4M。JR名古屋タカシマヤで1T。これに加えて近鉄百貨店があるので実質6つの百貨店が存在しておりました。2018年6月に丸栄百貨店が閉店した。名古屋でもやはり百貨店離れが進み商業施設にシフトしたり、ネット通販にシフトした結果なのだと思われる。とはいえども元々百貨店が地元の生活に根ざしていた名古屋の市民にとっては寂しい閉店となった。
その丸栄百貨店の跡地に大和ハウスリアルティマネジメント株式会社が再開発事業 として、「Maruei Galleria (マルエイガレリア)」を、2022年3月31日(木)に段階的にOPENする。今回は1階の食エリアと2階の名古屋最大面積の「無印良品」がOPENする。1階の食エリアの中に丸栄百貨店の運営百貨店の株式会社丸栄がレストラン「KW THE KITCHEN WONDERLAND」を出店する。馴染み深い丸栄ブランドが出店することで地元の人達にとってもいつもの丸栄であり続けることができる空間ができるのは嬉しい試み。食エリアにはそれだけではなく、東海地区初出店の自然派スーパーマーケット「Pantry(パントリー)」、スキンケアブランド「Aesop(イソップ)」など、飲食店や総菜、雑貨など日常生活と食をテーマに36店舗のテナントが入店。
百貨店跡地に商業施設を作るとなると元々の地元のファン層をどう取り込めるかが鍵になる。今回のMDは1Fが食エリアと百貨店の地下MDに近いものをいれることで百貨店と商業施設の間のポジショニングをとることで地元の元々のファン層との親和性も高い商業施設になっていくのではないでしょうか。今後上層階の順次OPENも今後名古屋の商業施設、百貨店業界の話題になっていくかとおもいます。注目の施設の動向に注目です。以下、大和ハウスリアルティマネジメント株式会社のプレスリリースより概要と画像を引用。
【概要】
●名称:
Maruei Galleria(マルエイガレリア)
●所在地:
愛知県名古屋市中区栄三丁目3番地1号
●交通:
地下鉄東山線・名城線「栄駅」から徒歩4分 サカエチカS8番出口すぐ
●構造:
地上3階建て(屋上駐車場)
●延べ床面:
11,333.74㎡
●駐車台数:
84台(有料)
●オープン予定:
第1弾/2022年3月31日(木)
第2弾/4月以降