名古屋に挑む「スパゲッティーのパンチョ」:ナポリタンの新たな地平線へ
ナポリタンは日本発祥のパスタ料理で、その名前はイタリアのナポリから来ているものの、イタリアとは関連性がありません。横浜のホテルニューグランドが発祥地で、1945年、終戦後に進駐軍からパスタとケチャップを混ぜたアイデアを取り入れ、改良して作られました。現在でもホテルニューグランドの名物料理として提供されており、「ドリア」「プリンアラモード」など他の料理も広めたとされています。「ナポリテーヌ」を日本人が呼びやすいように「ナポリタン」に名前が変わったとも言われています。
終戦から10年後の1955年に日本マカロニ株式会社と日本製粉のオーマイブランドが国産スパゲッティの販売を開始し、パスタの大量生産が始まりました。これを「パスタ元年」とも呼んでいます。その時から、ケチャップを混ぜて炒めるパスタがナポリタンの原型として、簡単な調理法として喫茶店や家庭で広まりました。
1980年代半ばまでの飲食店のスパゲッティは主にミートソースかナポリタンだけでした。これらは喫茶店、学校給食、食堂などでも広く受け入れられ、親しまれてきました。近年では、懐かしさや目新しさを求めて、ナポリタンが再び一部で人気になっています。
その再熱人気を支えたのが「スパゲッティーのパンチョ」。「スパゲッティーのパンチョ」は、ナポリタン専門店です。2009年に渋谷・道玄坂で第1号店をオープンして以来、首都圏を中心に全国20店舗以上を展開するナポリタン専門チェーンに成長しました。 同店の極太麺は、前日に茹で置きして水分を吸わせることでソースとの絡みを最適化しています。また、店内で毎日手作りされるソースは、独特の味わいで人気です。ボリューム感のあるスパゲッティーは【小盛300g / 並盛400g / 大盛500g / メガ盛600g】の選択肢があり、目玉焼きや厚切りベーコン、焼きチーズといった追加トッピング(有料)で自分だけのナポリタンを楽しむことが可能。「改めてナポリタンは、うまいと言わせたい」というコピーは、今やパンチョの代名詞になっています。この言葉は、パンチョを利用されたあるお爺ちゃんが「こんなに美味しいナポリタンを作ってくれてありがとう」と言ってくださったことがきっかけで生まれましたとのこと。
そのスパゲティーのパンチョがナポリタンの本場、喫茶店文化がまだ色濃く根付く名古屋にパンチョが初進出。パンチョの愛知県への出店は今回が初めてとなる。また、名古屋メシとしておなじみのナポリタンと溶き卵を鉄板で焼いた「鉄板パンチョ」も名古屋矢場町店限定メニューとして新発売するとのこと。激戦区名古屋でパンチョがどこまで愛される店舗になっていくか?注目される。以下、株式会社パンチョのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
スパゲッティーのパンチョ 名古屋矢場町店
オープン日:2023年7月14日(金)
住所:愛知県名古屋市中区大須4丁目1-76 第2セイジョウビル1F
電話番号:052-228-3033
営業時間:11:00-22:00(2023年7月27日までは11:00-21:00)
席数:29席(カウンター11席・2名テーブル6卓12席・6名テーブル1卓6席)
スパゲッティーのパンチョ公式URL:https://naporitanpancho.com/