名古屋にベイクルーズの旗艦店OPEN
商業施設とは施設保有者であるオーナー企業もしくはオーナーが自ら施設を運用するか、他の施設管理専門会社に運営を委託するのが定番のスタイル。この事業形態の肝としては、オーナーや管理会社が施設敷いては地域の住民にあったテナントミックスを企画し、それらの企業がリーシングを行うものだった。
その根底を覆す取り組みを今回株式会社パルコと株式会社ベイクルーズが取り組みます。名古屋パルコの南館B1階~3階フロアをまるまる株式会社ベイクルーズが自社ブランドを展開するとのこと。パルコの強みはフロアごとの責任者が強い信念をもってリーシングを行っているところがありましたが今回は合計4フロアまるっとリーシング。
これができる背景としてはベイクルーズストア仙台として自社ECサイトのリアル店舗を昨年秋11月に480坪で仙台の駅ビル、エスパル仙台Ⅱに480坪で展開していたこと。同時に名古屋パルコの全館入れ替えが重なっていたタイミングだったことで実現した。仙台は500坪、今回は1,000坪と前回の2倍の規模での展開で複数フロア展開となる。
こういったようにテナントが大規模な区画や複数フロアなどをまとめて出店できる企業は国内でもそこまで多くありません。しかし、ベイクルーズやアダストリアなどのクラスになると容易にMDを組み合わせ展開することが可能。今後は商業施設内部ではなく普通に路面店のビルをまるっと一棟購入して自社ブランドを展開するなどというような展開が増加していくのかもしません。以下、株式会社パルコのプレスリリースから画像を引用。