台湾視察ツアーを終えて
年明け早々、参加しているSSSC(商業施設関連専門の異業種交流会)が主催する台湾商業研修ツアーに同行いたしました。台湾(台北)は20年前に行った2度目の訪台となります。20年前は街並みボロボロで道路ガタガタ、水はけが悪く、道路には道狭しとスクーターが怒涛のように押し寄せ、そのせいでスモッグと臭いがひどく、クラクションの攻防に巻き込まれ、二度と台北には行かないと決心した次第でした。
しかし、今回意を決して訪台してみると先に並べた諸所の問題はほぼ改善しており場所によっては東京以上の環境を整えていました。(臭豆腐の臭いもかなり抑え気味)驚くべきところは道路交通上の課題解決だけではなく、新たな商業施設の建築ブームで次々と商業も進化しているところを肌で感じてまいりました。(ちょうど訪台時に台北アトレが着工されておりました。)施設に出店するテナントも台湾独自のコンテンツも続々と生まれてくると思われます。
台湾の皆様の日本贔屓はまだまだ健在で商業施設に行けば、フードコートは日本食が多く、クールジャパンブームもまだまだ続いていること(既にスタンダードかもしれませんが)も見ることが出来ました。2020年を越えて日本だけの出店計画だけではなく海外へ進出する企業も増えていくことに成ると思いますが、台湾はアジア進出する上でファーストステップとして適している市場なのではないかと思わされました。
海外進出にはまだまだ色々な壁がありますが、人口動態が健全で若者が多い市場を開拓することは2020年移行の日本の商業において非常に重要な意味があるのではないかと思っております。
文責 樋口博明