加熱するホームグリーン事業
新型コロナウィルス蔓延から消費の趣向性がより家庭内に傾いて行って売れるものが大きく変わっていきました。それまで花形だったアパレルがそこまでふるわなくなり、家の中で楽しめるものに消費が向いていきました。その中で注目されたのがDIYやインテリア。自分で自分の部屋をより住みやすくするために消費者もコロナ禍の中、あれやこれや消費しながら模様替えなどをしてお家時間を楽しむようになりました。個人的な話ですが私もコロナ禍にはいり、自宅のPCはモニターが二面になり、eGPUという画像処理の装置も買い増しし、ウェブカメラ、マイクも新調し、それに伴う机や椅子なども変えました。仕事も余暇も全て家で過ごしやすくするために皆努力をするようになったのがコロナの副次的影響でした。
その中で観葉植物が急激に注目されるようになっていきました。100円ショップに行っても観葉植物コーナーはどこのブランドでも必ず設置されているようになりましたし、インテリアショップで観葉植物を販売していない店舗は見かけなくなってきました。そんな中、アパレルでこれまでリードしてきた企業の株式会社バロックジャパンリミテッドがホームグリーンの『SHEL’TTER GREEN』を次々とオープンしている。そもそもアパレルで培った接客力とVMDの力で来店顧客のニーズに合った商品を提案するという事業。店頭販売だけではなく、個人邸宅のエクステリアや植栽を手掛けるガーデニング事業、オフィスや施設などの緑化をサポートするレンタル事業も展開。
『SHEL’TTER GREEN』名義で9月から6店舗も連続でオープンしている。
アリオ川口店 9月1日リニューアルオープン
みなとみらい東急スクエア店 9月9日オープン
ららぽーとTOKYO-BAY店 9月16日オープン
mozoワンダーシティ店 9月23日オープン
アリオ亀有店 10月7日オープン
ららぽーと新三郷店 10月21日オープン
その勢いは衝撃的でもあるが、アパレル店舗で展開しきれなくなった区画の業態転換もあり、より柔軟に顧客ニーズに対応するスタイルはアパレル業界だけではないと思われる。商機は毎日そこにあるもの。自社のリソースをうまく活用して業態変更、業態転換をはかり、ニーズに対応していく力は評価されるべきだと思いました。以下、株式会社バロックジャパンリミテッドのプレスリリースから各新店の画像を引用。