免税対応を行う商店街の出現
インバウンドに対する対応は各商業施設が取り組むべき一つの課題になっています。多くの商業施設で既に対応をされています。問題は路面店の店舗がどう対応するかという点です。今回ご紹介するのは、しもきた商店街の事例です。しもきた商店街では全国初商店街として免税対応をはじめた商店街になります。
ショッピングセンター、商業施設ではないけど、多くの商店が軒を連ねている商店街。共同で販売促進を行っている商店街。一つの建物には無いですが、目的を一つにして商売をしている点で複合商業施設的な役割を担う商店街もあります。そのような商店街の場合は免税対応は今後不可欠になってくると思われます。
特に関東近郊の商店街については2020年まで海外から旅行客が押し寄せ、2020年以降数年は確実に海外からの旅行客が増えると思われます。勿論店舗での外国語対応は当たり前ですが、それ同様に免税は海外旅行客の消費マインドに影響しますので、免税対応は不可欠になってきます。これを機に関東近郊の商店街も活気を取り戻しいい形で持続可能な発展を遂げてくれればなあと思います。
以下、グローバルブルーティエフエスジャパン株式会社のプレスリリース
グローバルブルーティエフエスジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役清水克俊)としもきた商店街振興組合(事務局:世田谷区北沢、代表理事柏雅康)は、11月25日より都内世田谷区の小田急・京王線下北沢駅北口駅前に展開するしもきた商店街に免税専用端末機25台を一括導入し、訪日外国人に対する免税サービスの提供を開始します。
このサービスは、商店街の25の店舗に設置する免税専用端末機器を使って、その場で対面の免税の手続きを完結できることから、訪日外国人が商店街の免税店でよりスピーディーで簡便に免税手続きができるようになります(この免税手続きを一般型免税店方式といいます)。これまで全国のいくつかの商店街で導入されている免税サービスは、訪日外国人は各店舗で購入後、商店街に開設されている一括免税カウンターに足を運んで、免税手続きをしなければなりませんでしたが、「わざわざ移動して免税手続きをするのが面倒」「購入場所と免税手続きの場所が遠い」などの声があり、せっかくの免税サービスであっても訪日外国人の利用の妨げとなっていたケースがありました。今後、しもきた商店街の25の各免税店舗では、その場で即時に免税手続が受けられるようになります。なお、商店街が一般型免税店方式のサービスを一括して導入するのは全国初となります。このサービスによって免税手続きがノンストレスになり、利便性が大幅に高まります。さらに免税サービスを導入した商店街に、弊社では訪日外国人の免税利用状況から市場動向を分析するサービスも併せて提供致します。