体験型香水ブランド「MY ONLY FRAGRANCE」が横浜赤レンガ倉庫に出店 神奈川県初進出で限定フレグランスも展開
歴史的景観と体験型コンテンツが交差する横浜赤レンガ倉庫に、オーダーメイドフレグランス専門店「MY ONLY FRAGRANCE(マイオンリーフレグランス)」が2025年6月6日、神奈川県内で初めて出店する。京都に本社を置く株式会社フレグランスプロジェクトが展開する同ブランドは、香りを通じたパーソナルな体験を核に、短期間で都市部を中心に出店を重ねてきた。今回の赤レンガ倉庫出店により、観光地と文化商業施設の特性を活かしたさらなるブランド浸透が見込まれる。
出店場所は赤レンガ倉庫2号館の2階。同館は体験型・ライフスタイル型テナントが多く入居し、周辺のハンマーヘッドやMARINE & WALKとともに横浜港エリアの感度高い集客拠点として機能している。来街者の多くは観光客や都市型生活者であり、ギフト需要や記念日消費、インバウンドへの展開余地も大きい。今回の店舗では、赤レンガ倉庫の歴史と海辺の情景をモチーフとした限定フレグランス「Brick Époque(ブリック・エポック)」を新たに投入。海風、鉄、木材、古書といった構成要素を香りで表現し、施設そのものの物語性を香りで翻訳するアプローチが際立っている。
MY ONLY FRAGRANCEは2023年に設立された新興ブランドでありながら、京都を拠点にすでに全国9店舗を展開。中目黒や表参道といった都市部のカルチャーエリアへの出店を重ねることで、「香水=物販」ではなく「香りのライブ体験」としての認知を築いてきた。店舗では、季節に応じた数十種類のフレグランスから来店者が好みの香りを選び、専門アドバイザーとの対話を通じてその場で調合。最後に名前をつけたボトルを持ち帰るという一連の体験が主力商品となっている。
最大の差別化ポイントは、「1億通り以上の香りの組み合わせ」によるパーソナル性と、“自分でつけた名前”という情緒的価値の付加だ。オーダーメイド香水という業態は国内でも数が限られており、同ブランドは調香師によるハイエンドカスタマイズ型と比して、手軽さと没入感のバランスに優れている。ギフト需要や記念消費、SNS拡散との親和性も高く、既存の香水ショップや自然派化粧品ブランドとは異なる文脈で、商業施設における差別化テナントとしての存在感を強めている。
神奈川県初出店となる今回は、立地が持つ地域的魅力と、赤レンガという建築的文脈を取り込んだ限定商品によって、施設全体のブランディング強化にも寄与する展開となっている。今後、他観光地商業施設や複合文化施設への展開余地も広がる中、横浜赤レンガ倉庫店の成果は、その先の出店戦略を占う重要な一手となるだろう。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
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■店舗概要
- 店舗名:MY ONLY FRAGRANCE 横浜赤レンガ倉庫店
- 所在地:神奈川県横浜市中区新港1丁目1番 横浜赤レンガ倉庫2号館2階
- オ-プン日:2025年6月6日(金)
- 営業時間:11:00~20:00
- アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」より徒歩約6分
- 公式サイト:https://myonlyfragrance.com/
- Instagram:https://www.instagram.com/myonlyfragrance_yokohama/