今こそ海外展開のタイミング
日本の物価がここ数十年上がらなかった時代が続いています。それに合わせて日本の賃金も上がっていない状況。日本以外の世界諸国は物価上昇、賃金上昇を堅調に進めている状況。そんな中でコロナや戦禍で物価上昇が日本で急激に進んでいきそうだというニュースが各紙紙面を賑やかしています。良い形の物価上昇ではないので賃金は上昇せず物価だけが上昇することになっていきそうで、不景気に進むのではないかと懸念の声も上がっています。そもそもの話ですが資本主義の基礎は人口のボリューム。しかも生産年齢人口の増床が肝心。しかしながら日本国では生産年齢人口は減少傾向にあります。
内閣府がまとめた資料によると2020年対比で2030年には500万人、2040年には1400万人!生産年齢人口は減少し続けるとのこと。そこで何が起こるかと言うとマーケットボリュームの低下、労働力の低下。ものが売れる市場ではなくなるということを指し示しています。2065年には実に2800万人生産年齢人口は減少していくことが想定されています。この状況をああ衰退していくなと指を加えて見ているだけでいいのか?そんな訳はありません。日本の小売各社は年々、生産年齢人口が増加している国へと進出していっています。
どういう国が生産年齢人口が増加しているのか?東南アジアの諸国では生産年齢人口が成長しており、タイ、ベトナム、ラオス、ガンボジア、ミャンマー、マレーシアなどの各国はまさにこれから成長していく素養がある国々です。ただし、それらの国に進出するためにはその国で会社を創業し、その国で営業を行わければならないという高いハードルが存在します。これを避け、比較的容易に進出するスキームがFCビジネスとしての進出。ベアードパパで著名な株式会社麦の穂が今回ベトナムのFCパートナーを通じてベトナムに進出するとのこと。
これまで日本でシュークリームの業界では圧倒的な地位を築いてきた株式会社麦の穂。そのノウハウを活かしつつ、各国で購入しやすい価格設定でなおかつそれぞれの国で受けやすいデザインを踏襲し、新業態を開発。ベレーパフという業態は現地の方々からも購入しやすい価格設定で尚且現地の方々が好きな味そして色を取り入れたカラフルな仕上がりのシュークリームを用意。現地化を行いながら、どこか日本的なイメージを外さないことで現地でも人気のお店になることができるのか?今後の株式会社麦の穂の展開に注目が集まります。以下、株式会社麦の穂のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
●店舗概要
店舗名称 :Beret Puff チャンダンニン店
所在地 :A3, Làng Quốc tế Thăng Long, Cầu Giấy, Hà Nội, Viet Nam
営業時間 :9:00~22:00
Facebook :Beret Puff