京都高島屋SC専門店ゾーンが10月に開業
百貨店の形は自己編集MD、リーシング型、その他の3つに分けられるが百貨店ならではのリーシングの形というのも存在する。2018年9月その新しいカタチを株式会社高島屋と関連会社の東神開発株式会社が指し示した。その形とはリーシングするものの強烈なコンセプトでフロアを作り上げ、フロアコンセプトにあったテナントをリーシングするというもの。その際に共用部には細心の注意を払い、フロアコンセプトにあった共用部デザインにて世界観を表現した。この手法を活かして今回京都に株式会社高島屋が新たな施設をオープンする。
今回は高島屋京都店と連結した新たな建屋を建設。専門店の集積ビルとなる。リーシングと管理・運営は東神開発株式会社が行う。この商業施設の名称はT8という名称となる。Tは高島屋と東神開発のTに由来し、8は8の異なる空間から成り立つので8でT8。空間の構成は以下のようになる。
B1F: [ 毎日出”あえる”楽しみ] (15店舗)イートインゾーン「EAT8(イートエイト)」
1F:[誰かと”あう”前に、必要なモノ、必要な時間](10店舗)待ち合わせ前のちょっとした時間。気になる雑貨やコスメをチェックしたり、これから会う人へのギフトや手土産を選んだり・・・。“待ち合わせの時間”を楽しむフロア。
2F:[人と”あう”時何を着る?何を身に着ける?](9店舗)行きつけにしたい、頼れるスタッフに会いに行きたいフロア。
3F: [日常を楽しくしてくれるモノ・コトに“あい”に行く](9店舗)毎日の生活で触れるモノに楽しみを見いだすフロア。
4F:[趣味のあう仲間(同好の士)と”あう” “あい”に行く](6店舗)好きなモノ、興味のあるモノをシェアしたくなるフロア。
5・6F: [未知なものに出”あう”ための準備](1店舗)
7F:[非日常に出”あえる”ステージ](1店舗)
これらの8の空間にプラス1で百貨店エリアと専門店ゾーンをつなぐ余白とよばれる空間を擁する商業施設となる。それぞれのフロアに新進気鋭の建築家を起用し、各フロアにあった共用部の内装デザインが施されることになる。詳細のテナント情報については割愛するが、目玉テナントはNintendo KYOTO、京都蔦屋書店、まんだらけ京都、京都地元のベーカリー、珈琲店の集積となるイートインゾーン、スイーツや紅茶などの飲食フロア、トゥモローランドのコンセプトストア「SUPER A MARKET」サステナブルアウトドアギアブランドの「Cotopaxi KYOTO」が挙げられる。
百貨店が考える商業施設を具現化しつづける高島屋SC専門店ゾーンですが、2018年の日本橋に引き続き大きすぎず小さすぎないサイズ感でこだわりの商業施設をつくりあげています。この都市型百貨店型商業施設とでもいえるであろう新しいコンセプトの商業施設がこの秋10月に京都地元の方、観光客の方に支援されていくのか楽しみです。以下、株式会社高島屋のプレスリリースから画像と概要を引用。
【施設名称】 京都高島屋 S.C.(キョウトタカシマヤショッピングセンター)
【所在地】 京都市下京区四条通河原町西入真町 52
【フロア構成・面積】