京橋エドグランに見る都市型SCのあり方
昨日京橋エドグランの商業施設部分が開業した。京橋は東京駅から徒歩5分の立地にある場所。江戸時代に日本橋は市場がたち、商業が栄えていました。一方で京橋は材木や大工の職人たちの職場として栄えていました。日本橋も京橋も東京駅から5分の位置にあるのですが、元々の役割が大きく違いました。戦後は東京駅から銀座へ行く途中という土地柄になっていました。
平成28年秋、そんな京橋の一等地に京橋駅から直結したビルが開業しました。商業施設の部分は意外と狭くこのビルには物販が数店とサービスが数店あとは全て飲食というスタイルのビルになります。とても理にかなった商業施設とも言えます・
このビルから10分弱歩くと来春にOPENするGINZA SIXが開業します。10分圏内には中央通りやみゆき通りなどにスーパーブランドなどが集積した地区になります。そのような環境下で京橋付近で物販店舗が成功する要因など微塵もありません。そうなるとどうすれば京橋で商業施設が成功するのでしょうか?
京橋エドグランは商業施設だけではなく、その後ろに大きなオフィスビルを擁した建物になります。1フロア800坪の賃貸面積のオフィスビルですからざっくり計算しても6,000人以上の人間が毎日このビルにやってきます。ランチタイムとディナータイムに人が6,000人の市場が生まれることになります。一見して京橋エドグランは飲食店が多いお店に見えますが、席数がオフィスに対しては少ないので常に繁盛する可能性は高いと思われます。
オフィス兼用の都市型立地のSCは物販から今後どんどん飲食店メインのSCが増えていくことが予測されます。飲食テナントには大きなチャンスが今後も増えるのではないかと思われます。より良い出店場所を探されている方は商業施設.comに登録して探してみて下さい。