不確実な時代の確実性 | 商業施設ニュース
コロナにより世界が一変してしばらく日が経ちます。しかしながら、年末の喧騒を見てはこれは前の社会に戻っていくのかなとも思わされます。でもよく見てみると23時前後まで外で飲み食いしている人の多くが20-30代の若者が多いように感じます。人口動態から考えると40代以上の人口が多い日本においては20-30代が活発に動いたとしてもコロナ前の状態に戻っていくこと考えにくいのかなとも思わされます。
コロナでわかったことは不確実性の高い世の中で私達は生活していることです。疫病1つでデジタル化が進み、生活が一変していきました。一つの問題をクリアするために使った技術がその後の生活を大きく変えていく時代なのです。先日メガネを新調にしメガネ屋さんにいきましたら視力を計測するのをリモートで実施していらっしゃいました。そうすることでオペレーションを選択と集中することができ、それによる店頭のオペレーションコストを引き下げることが可能になり1店舗あたりの利益を最大化できるようになっていきます。デジタル技術を活かすという選択肢をコロナで選んだことで色々なことが変わりつつあります。
この流れはまだ続き社会は大きく変容している最中なのではないかとさえ感じます。この中で店舗開発も不確実性が高い中での戦略形成と出店を行わなければいけません。中小企業であればあるほど慎重にかつ速やかに実行する行動力も求められます。今回は株式会社ファイブグループの関連会社である株式会社B2級グルメ研究所のステーキロッジが渋谷2店舗目を出店するというニュースです。お肉は現在中国の購買力の前で日本の商社が仕入れに苦しみ、各レストランではメニュー単価を引き上げなければいけない状態にさえなっています。面白い話で行くと仙台牛タンのお店が米国の牛タンの値段が上がったことでメニュー単価を大幅に引き上げたという話もあります。
そんな不確実性が高いなかで株式会社B級グルメ研究所がステーキ業態のお店を新規で出店するのは勝ち筋が見えているからだと思います。2018年に1号店を渋谷、20年に池袋、21年に市川、そして年末に渋谷2号店。競合だった某ステーキ業態が縮小していくなかでコロナ禍に堅実に成長を続けた同社。不確実性を排除し、勝てる場所で勝てる業態での出店は注目です。以下、株式会社ファイブグループのプレスリリースより、画像と店舗概要を引用。
店舗概要
店舗名 ステーキロッヂ 渋谷宇田川店
住所 東京都渋谷区宇田川街36-6 ワールド宇田川ビル1F
TEL 03-6455-1729
営業時間 11:00〜翌7:00(L.O.6:30)
店舗規模 席数23席(全席カウンター)
開店日 2022年1月6日(木)