三洋堂ホールディングスの新店舗「ホビープラネット」が注目
一般社団法人 日本玩具協会の2022年度調査によると、国内玩具市場は前年度比で6.7%増加し、9525億円に達したと報告されています。この数値は調査が始まって以来の最高水準であり、9000億円の大台を初めて突破したとされています。特に、カプセル玩具の市場が前年度比で35.6%増加し、610億円となったことが注目されます。
この金額を合算すると、玩具市場全体は1兆円を超える規模になるとされています。市場の成長要因としては、大人市場の拡大が挙げられており、特に「カードゲーム・トレーディングカードゲーム」が市場を牽引しています。このセグメントは32.2%増で2348億9100億円となり、新たに572億円の市場が生まれたとされています。
この背景を受けて、株式会社三洋堂ホールディングスとその連結子会社である三洋堂書店は、新業態「ホビープラネット イオンモール常滑店」を愛知県常滑市に出店すると発表しました。この店舗は、三洋堂書店が来年3月に創業65周年を迎えるにあたり、トレーディングカードを中心としたゲーム・ホビーの専門店として開設される予定です。
三洋堂書店は、2020年9月に名古屋市の新開橋店で「三洋堂トレカ館」を開設し、その後も複数の店舗で導入が行われたとのことです。特に、レンタルCD・DVD売場などの市場が縮小する中で、その代わりに売り場をカード売り場に転換していったとのこと。
新店舗「ホビープラネット」は、イオンモール常滑に出店することで、地域社会に広くアクセスしやすい環境が提供される可能性があると同社は発信しています。屋号の「ホビープラネット」には、多様な商品を提供する「惑星」のような店舗を展開する意味合いが含まれているとされています。
イオンモール常滑店での主力商品は、トレーディングカードであり、新品だけでなく中古のシングルカードも取り扱われるとのこと。また、市内最大級のトレカ対戦スペースの設置や、公認大会、オリジナルパックの販売も販売するとのこと。
以上のように、三洋堂ホールディングスと三洋堂書店は、新業態「ホビープラネット」の商業施設内での展開により、新しい顧客層の獲得が期待されていると報じられています。以下、のプレスリリースから店舗概要と画像を引用。
【ホビープラネット イオンモール常滑店概要】
所在地 :愛知県常滑市りんくう町2丁目20-3 イオンモール常滑 2階
営業時間 :10時~21時
駐車場台数:約3,500台(共用)
取扱部門 :新品・中古トレカ・アミューズ(追加予定 新品・中古ゲーム、プラモ・ホビー、キャラくじ)