ワイン沼の住民が歓喜する店をイオンが出店
酒飲みをズルズルと深い深い沼に引きずり込む酒類がある。それがワイン。日本においてワイン市場は1960年代以降成長し続けております。2020年代始めにはスパークリングワインやシャンペンが成長していきました。日本のワイン市場はこれからも6.73%ペースで成長を続けると言われています。最近のワイン消費のトレンドはより高額ワインへと推移していっており、2,000円以上の商品が売れ筋になってきている。
ワイン沼に嵌り込んで行く方も多いがそれぞれワイン沼はひとそれぞれ。白ワインが好きな人は白ワインの沼に。赤ワインが好きな人は赤ワインの沼に。両方とも好きな人はもっと広大な沼にはまりこんでいく。はまり込んで行くと次はそれぞれ、ぶどう品種で探し、品種に紐づく産地を探し、産地に紐づく農場を探し、農場に紐づくワイナリーを探し、ワイナリーに紐づく生産年度のボトルを探していく。結果的に検索条件が増えていき、こだわりのボトルを集めていくことになる。
そんな人が求めるワイン店はやはり、求めるワインがあるお店。となると相当数のワインの在庫を持つ店舗になります。ワインの在庫数があるだけではワインを選びきれないと意味がないので、ワインをわかりやすく整理し来店者に対して提供すること。そのためには工夫された棚やポップの作り方を施すか、ワインの知識があり在庫がわかっている店員(ソムリエ)がいることが条件になります。そんな店舗を今度イオンリテール株式会社がつくりあげるとのこと。
東京都内を中心に直営展開する専門店のフラッグシップとして、ワイン約1,100種類、日本酒約350種類、ウイスキー約450種類、クラフトビール約180種類の品揃えを用意していくとのこと。もちろん、酒類に精通した専門スタッフも配置する。イオンはグル-プに日本最大規模のワインの輸入商社を有し、輸入ワインの販売でも国内最大のワインリテ-ラ-。世界中から独自にセレクトしたワインをお買得価格で提供、地域のお客さまの嗜好にあったプレミアムクオリティワインを幅広く取り揃える。店内にはワインセラーを設置し、格付けシャトーのボルドー、特級クラスのブルゴーニュ、シャンパーニュを中心に展開するとのこと。
日本のワインの売場を一番持っているのは間違いなくイオンであることに疑いはない。そのイオンがセレクトした売り場はワイン沼の住民たちにとって、新たな聖地になっていくのかもしれない。以下、イオン株式会社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
店舗名:イオンリカー市ヶ谷店
所在地:東京都千代田区九段北4丁目1-7 九段センタービル1階
開業日:2023年3月3日(金)
営業時間:10時 ~ 23時
取扱商品:ワイン・日本酒・洋酒・焼酎・クラフトビール・食品など