ロフト、神奈川県内18店舗目となる「平塚ロフト」をラスカ平塚にオープン 地域特性を活かした品揃えで商業施設の魅力向上へ
2024年11月29日、神奈川県平塚市の「ラスカ平塚」3階に「平塚ロフト」がオープンする。これは株式会社ロフトにとって神奈川県内18店舗目の出店となり、平塚市では初めての店舗となる。
ラスカ平塚は1973年6月に平塚駅の駅ビルとして開業し、51年にわたり地域に根付いてきた商業施設だ。開業50周年を機に大規模なリニューアルを実施しており、2024年6月に1階を「食」のフロアに改装したのに続き、11月の平塚ロフト出店は第2弾の一環として位置づけられている。
平塚ロフトの営業面積は約254坪(約839㎡)で、ロフトの標準的な店舗規模となる。ワンフロアで買い回りしやすい最新のレイアウトを採用し、文具雑貨、健康雑貨、バラエティ雑貨、生活雑貨の4つの領域で約20,100種類の商品を取り揃える予定だ。特に文具雑貨は9,800種類と最も多く、続いて健康雑貨が6,000種類、バラエティ雑貨が3,000種類、生活雑貨が1,300種類となっている。
ロフトは「新しいモノ、ワクワクするコトが必ず見つかる」をコンセプトに、雑貨の「旬」を体感できる店舗づくりを目指している。トレンド商品と定番商品をバランスよく取り揃え、顧客のニーズに応える品揃えを実現する。
平塚ロフトの出店は、ラスカ平塚の立地を最大限に活かすものとなる。JR平塚駅に直結する利便性の高い場所に位置することから、日常的に駅を利用する学生や通勤客を中心とした顧客層を想定している。デイリーユースの商品はもちろん、トレンドを取り入れたパーソナルギフトなど、ロフトならではの品揃えで地域のニーズに応えていく方針だ。
株式会社ロフトは、1996年の設立以来、雑貨専門店としての地位を確立してきた。2024年10月1日現在、国内169店舗(直営142店舗、FC27店舗)、海外7店舗(直営5店舗、FC2店舗)を展開している。また、ロフトのスマートフォンアプリは2024年8月末時点で累計831万回のダウンロード数を記録しており、デジタル戦略も積極的に推進している。
平塚ロフトの開店は、ロフトの神奈川県内でのさらなる店舗網拡大を示すものだ。同社は地域に密着した店舗展開を進めており、各地域の特性やニーズに合わせた品揃えやサービスの提供を行っている。平塚市という新たな商圏に進出することで、地域の消費者の生活をより豊かにする雑貨の提案が期待される。
商業施設運営者にとって、ロフトのような集客力のある専門店の誘致は、施設全体の魅力向上につながる重要な戦略となる。ラスカ平塚のリニューアル計画の一環としてロフトを迎え入れることで、既存顧客の満足度向上や新規顧客の獲得が見込まれる。また、駅直結という立地を活かした商品展開は、通勤・通学客の利便性を高め、日常的な来店を促進する効果が期待できる。
平塚ロフトの開店は、地域の商業施設の活性化と、消費者のライフスタイルの充実に寄与する取り組みとして注目される。今後も、ロフトの展開戦略と地域密着型の店舗運営が、商業施設業界に新たな視点をもたらすことが期待される。以下、株式会社ロフトのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗概要】
店舗名:平塚ロフト
所在地:神奈川県平塚市宝町1丁目1番地 ラスカ平塚3階
開店日:2024年11月29日(金)
営業時間:午前10時~午後8時
売場面積:約254坪(約840㎡)
従業員数:25名