リサイクル着物の未来
リサイクルきものといえば数年前までたんす屋でした。そのたんす屋を運営していた東京山喜株式会社は昨年民事再生手続きに入り、まるやま・京彩グループがスポンサーとなりたんす屋株式会社に事業譲渡が行われたんす屋事業は継続しております。現在たんす屋は40店舗となりまるやま・京彩グループ傘下で立て直しを行っている状況になっています。なぜ東京山喜株式会社が民事再生にいたったのか?表向きにはコロナという話になっていますが、コロナ以前からリユース着物はDX化が進んでおりメルカリでの取り扱いの増加、オンラインでの売却増などの環境変化が影響したと思われます。
オンラインでの買取に力をいれている株式会社BuySell Technologiesがそんな中成長を続けており、数年前東京山喜株式会社と業務提携をおこなって商品供給をおこなったり、共同催事をおこなったりしていました。その株式会社BuySell Technologiesが今回百貨店に出店するとのこと。元々東京山喜株式会社のたんす屋がとっていたポジショニングを株式会社BuySell Technologiesのバイセルに入れ替わった形になっている状況かと思います。デジタル化、オンライン化、DX化の環境変化を追い風に株式会社BuySell Technologiesの躍進は今後も続きそうです。以下、株式会社BuySell Technologiesのプレスリリースより引用。
年間100万枚のリサイクルきものを取り扱う「バイセル」が都内初となる常設店を新宿髙島屋に6/9(水)プレオープン
きもの初心者でも参加しやすい記念イベントを開催
画像イメージは柏店
株式会社BuySell Technologies(代表取締役社長兼CEO:岩田 匡平、証券コード:7685、以下「当社」)が運営するリユースセレクトショップ「バイセル」は、リサイクルきもの販売の都内初の常設店を新宿髙島屋に6月9日(水)にプレオープンします。プレオープンに際して5つの記念イベントを開催するほか、WEBで選んだ商品を店頭で試着できる『バイセルセレクション』を通年で実施します。
常設店の出店にあたって
当社のリサイクルきものを販売するECサイト「バイセルオンライン」の取扱高は、コロナ禍の影響もあり好調に推移しています。また百貨店の催事販売において、特に髙島屋では、大型店舗で数十回にわたり催事を開催しお客様にご好評頂いてまいりました。
きものの需要者層と百貨店の顧客層は親和性が高く、オンライン・オフラインを融合させてサービスをご提供することが、既存のお客様のニーズに応えつつ、きもの初心者の方にも親しんで頂ける機会と捉え出店に至りました。このたび新宿髙島屋11階にオープンする「バイセル 新宿髙島屋」では、リサイクルきものの中でも特に状態が良く人気のある商品を取り揃えています。当店を訪れた方々に、リサイクルきものがお手頃かつ質が良く、サステナブルな商品だと知っていただくことを目指しています。
WEBで選んだ商品を店頭で試着できる『バイセルセレクション』を導入
当社のユーザー調査から得られた、「きものの購入時は実際に手にとってみたい」というお客様の声にお応えして、百貨店等での催事販売ではWEBで予約した商品を実際に店頭で試着する『バイセルセレクション』のご提供を2020年9月より開始いたしましたが、このたびの常設店のオープンによって、WEBで選んだきものをお好きな日時にご試着いただくことが可能となります。