ラスカ平塚が第3弾リニューアル、地域密着型拠点として利便性と上質提案を強化
JR平塚駅直結の商業施設「ラスカ平塚」が、2025年6月13日(金)に第3弾リニューアルを迎える。湘南エリア初出店となる生活雑貨店「クロワッサンの店」や、和食器専門店「吉祥寺菊屋」、米粉スイーツの「みんなのぱんだ焼き」など、地域の暮らしに寄り添う5店舗が新たに1階にオープンする。また、2階クリニックモール「ドクターズスクエア」では、産婦人科・美容施術を手がける「ひらまえクリニック前田産婦人科平塚駅前院」が6月10日(火)に開院し、駅直結で医療サービスまで完結する利便性を高める。
ラスカ平塚は、2023年に開業50周年を迎えた節目から2年をかけてリニューアルを進めており、今回で第3弾となる。湘南西部エリアでは、2023年に開業した「THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA」をはじめ、「ららぽーと湘南平塚」「テラスモール湘南」「ららぽーと海老名」など、大型広域商業施設が相次ぎ競合環境が激化している。こうした中で、ラスカ平塚は「地域生活者に根ざしたデイリー型施設」として、明確な立ち位置を強化する戦略を採っている。
今回オープンする「クロワッサンの店」は、雑誌「クロワッサン」から生まれた生活雑貨店で、実用性と品質を重視した品揃えが特徴だ。日常の小さな困りごとに応える生活道具や食品が並び、特に中高年層やシニア層に高い親和性を持つ。また、「吉祥寺菊屋」は創業1949年の老舗で、和食器を中心としたライフスタイル雑貨を展開。伝統とモダンを融合したラインアップは、地元生活者の上質志向に応えるものとなっている。
「みんなのぱんだ焼き」は、熊本製粉の米粉を使用したスイーツブランドであり、親子客や若年層を意識したSNS映えする商品展開が特徴だ。さらに、駅ビル内のリペアサービスとして「ミスターミニット」がリニューアルオープンし、靴修理・合鍵作成・時計修理などの身近なメンテナンスニーズに応える。SoftBank/Y!mobileは2階から1階に移転し、通行量の多いエリアでの接触機会を高める狙いだ。
医療面では、地元で長年親しまれてきた「ひらまえクリニック」が駅前院を開設することで、産婦人科・美容施術の相談がより身近になる。地域密着型クリニックの分院開設は、生活者の駅利用動線上に医療機能を取り込む試みであり、買い物・サービス・医療を一体化した利便性の向上が期待される。
平塚市内外では大型モール型施設による広域集客競争が進行する一方で、駅ビル型施設には通勤・日常利用者に向けた「使い勝手」と「日常の質向上」が求められている。ラスカ平塚の今回のリニューアルは、日常動線上での上質な消費提案と利便性強化を通じて、地域拠点としての存在感を一層高める施策となる。以下、株式会社JR横浜湘南シティクリエイトのプレスリリースから画像と施設概要を引用。
【ラスカ平塚施設概要】(2025年4月1日現在)
所 在 地 神奈川県平塚市宝町1番1号(JR東海道線・平塚駅直結)
階 層 地下1階、地上6階
延床面積 約32,518㎡(施設全体)
施 設 名 ラスカ平塚
開 業 日 1973年6月26日
店 舗 数 145店舗
運営会社 株式会社JR横浜湘南シティクリエイト https://www.jryscc.co.jp/
営業時間 10時~20時(物販)・11時~21時(飲食)