ホットランド西日本、「東京油組総本店 浜松組」オープン──駅前アーケードに広がる“油そば”新潮流
築地銀だこを展開するホットランドホールディングスのグループ企業、株式会社ホットランド西日本は、油そば専門店「東京油組総本店 浜松組」を2025年11月11日にオープンした。立地はJR浜松駅北口から徒歩6分、鍛冶町通りのアーケード内にあり、遠鉄百貨店やメイワンなど商業施設が集中する浜松中心部の新たな飲食拠点として注目を集めている。
東京油組総本店は、2008年に赤坂見附で誕生した油そば専門ブランド。スープを使わず、特製の「秘伝ダレ」を麺に絡めて味わう独自スタイルで、現在は国内90店舗・海外3店舗を展開する。老舗製麺所と共同開発した小麦をブレンドした自家製麺は、もっちりとした食感が特徴。タレは醤油と辛味噌の2種から選べ、香りとコクを両立させた味わいが人気を集めている。
健康志向にも対応しており、一般的なラーメンに比べてカロリーは約3分の2、塩分は約半分。油そばという名からは想像できないヘルシーさを打ち出すことで、幅広い層から支持を得ている。さらに、並盛・大盛・W盛を同一価格で提供する明快な価格設定がリピーターを生み出している。
ホットランドはこれまで「築地銀だこ」「大釜屋」「天ぷら海鮮よし平」など“粉もの・和食”を中心に多業態展開を進めており、今回の浜松出店はその戦略の一環。油そば業態を西日本で拡大するため、東京油組総本店を展開するサッポロ実業と協業しており、静岡県では10月の清水西高町組に続く2号店となる。
鍛冶町通りは昼夜問わず人通りの多い駅前商店街で、近年は遠州鉄道・新浜松駅周辺の再開発によって観光・出張客の利用も増加している。カウンター10席・26時まで営業というスタイルは、ランチや夜食など幅広い時間帯の需要に対応でき、駅前の飲食環境を補完する存在となる。
ホットランドグループでは、たこ焼を中心とした「銀だこハイボール酒場」なども同エリアで展開しており、グループ全体でのブランド連携を強化している。今回の出店により、浜松中心市街地における夜間回遊性の向上と外食業態の多様化が進むことが期待される。
油そば文化を象徴する“東京発祥ブランド”が、地方中核都市・浜松へ。ホットランドグループの多角化が、商業都市の新たな食トレンドを生み出しつつある。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
店舗名:東京油組総本店 浜松組
住 所:〒430-0933 静岡県浜松市中央区鍛冶町319番地22
※JR浜松駅徒歩6分、遠州鉄道新浜松駅徒歩5分
電話番号:080-7186-1932
営業時間:11:00~23:00(※麺がなくなり次第、終了)
客席数:カウンター 10席
駐車場:なし
お支払い方法:現金のみ
テイクアウト:順次導入予定
デリバリー:順次導入予定






