ペッパーランチがフードコートに2店舗一挙に出店
商業施設のフードコートに出店したいというご相談を商業施設.comでもよくお受けすることがあります。なぜ、ここ数年ここまで商業施設のフードコートが人気なのか?その理由としては通常飲食ゾーンよりもフードコートの集客力が増していることが影響しています。フードコートに関する一般的な統計からお話を今回はスタートしますが、フードコートと飲食ゾーンの店舗の利用割合はどれくらいになっていると思いますか?あくまでも一般的な数値から割り出したものですが極端なところで7:3でフードコートの利用者数が多い商業施設も存在しています。これだけ利用者数がことなると高投資をして飲食ゾーンにわざわざ出店しようといいう考えも持たなくなるのも納得できますよね。それに加えて一般的に商業施設の利用者数は土日に偏りがち。平日40%土日60%となると光熱費、人件費そして賃料を考えるとフードコート出店を選択する店舗が否が応でも増えていきます。
ではどのような店舗がフードコートで出店しているのかというとファーストフードチェーンが4割、ナショナルチェーンの飲食店(洋食・うどん・パスタ・ラーメンなど)が3割、カフェ業態が2割、地元の店舗が2割という傾向が出ています。平均単価については従来のフードコートであれば500−1,000円程度でしたが最近では1,000〜1,500円のフードコートが増加しており完全に飲食ゾーンの客単価に迫る勢いとなっていっています。トータルして考えるとナショナルチェーンも地元の店舗も商業施設に飲食店業態で出店する際は、飲食ゾーン・フロアに出店するよりもフードコートに出店したほうが、以下の点でメリットがあります。
1.賃料 固定費用が通常の店舗よりも安い
2.人件費の圧縮 接客を行う人材を雇用する必要がないので人件費を圧縮できる
3.販売価格:昔よりも比較的高単価のメニューで展開しても違和感がない
4.集客:店舗に入店させることなくフードコート自体に集客力がある
それらを勘案し、現在では多くの飲食店舗がこぞってフードコートへの出店を希望されます。しかし、実際に出店するとなると相当狭き門をくぐることになります。フードコート自体の集客力を高めるためには、知名度の高い店舗もしくは、そこでしか食べられないメニューを提供する店舗など話題性がある店舗が必要になるからです。いわゆる普通の食べ物を普通に出す店舗では出店することが難しい状況になっています。今回は、株式会社ホットパレットが展開するナショナルチェーンのペッパーランチが2店舗一気にフードコートに出店されるのでご紹介します。ナショナルチェーンならではの知名度、安定した味でデベロッパー側からも安心して任せられるということもありますし、消費者側にとってもいつものペッパーランチがフードコートでも食べられるというメリットがあります。
今回はイトーヨーカドー武蔵小金井店、 イオンモール豊川店への出店となるとのこと。それぞれの地域のニーズに応えさらなる成長を遂げられるのではないでしょうか?以下、株式会社ホットパレットのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■店舗名:ペッパーランチ イオンモール豊川店
■グランドオープン日:2023年4月4日(火)
■所在地:〒442-0848 愛知県豊川市白鳥町町兎足1-16 イオンモール豊川 3階フードコート「FOOD FORESE」
■電話番号:0533-56-2929
■営業時間:10:00~21:00 (L.O. 20:30)■店舗名:ペッパーランチ イトーヨーカドー武蔵小金井店
■グランドオープン日:2023年4月5日(水)
■所在地:〒184-0004 東京都小金井市本町6丁目14-9 イトーヨーカドー武蔵小金井店 4階フードコート
■電話番号:042-316-1930
■営業時間:10:00~21:00 (L.O. 20:30)