パシオス、岩槻本丸に再出店 ヤオコー複合施設で地域密着型フォーマットを展開
株式会社田原屋(本社:神奈川県川崎市)が運営する総合衣料専門店「パシオス」は、2025年11月5日(水)、さいたま市岩槻区の「ヤオコー岩槻本丸店」2階に「パシオス 岩槻本丸店」をオープンする。かつて「マミーマート岩槻店」内に出店していた「パシオス岩槻店」閉店から約2年ぶりの岩槻エリア再出店となる。
新店舗は、食品スーパー「ヤオコー」との複合立地を生かし、買い回り導線上に位置する構成。地域の生活圏に密着した商圏設計が特徴であり、ファミリー層を中心に日常の衣料ニーズを取り込む店舗として計画されている。旧店舗閉店時には地域利用者から惜しむ声も多く、今回の再出店は顧客基盤の再接続という意味合いも持つ。
パシオスは、婦人・紳士・子供衣料、服飾・生活雑貨、インナーウェアなどを総合的に扱うチェーンとして、関東・甲信・東海・近畿に展開。トレンドを取り入れたカジュアルラインから機能性を重視した実用衣料までを幅広く揃え、“家族の衣を支える日常ブランド”として知られている。近年では都市近郊の住宅地や複合商業施設での小型フォーマット出店を強化しており、今回の岩槻本丸店もその流れに位置付けられる。
田原屋は2025年度より、従来の300坪標準型に加えて、都市部を中心に150坪クラスの店舗を積極的に展開する方針を掲げている。上層階や複合施設への対応力を高めることで、都心および住宅集積エリアへの出店機会を拡大し、物件形態を問わず柔軟に展開するMD構成へと進化を進めている。岩槻本丸店は、そうした新フォーマット戦略を実装する一環とみられる。
出店先となる「ヤオコー岩槻本丸店」は、周辺にドラッグストアやクリーニング店が立地する生活密着型商業施設で、住宅地に囲まれた立地特性を持つ。主な商圏は2km圏内のファミリー層であり、地域の購買頻度の高さが強みとなる。食料品から日用品、衣料までをワンストップで揃える買い回り動線を形成できる点で、パシオスの業態と親和性が高い。
岩槻エリアは古くから地元商業が根付く一方、人口の郊外移動に伴う生活動線の再編が進む地域でもある。そうした中で、生活密着型総合衣料の再出店は、商圏再活性化の一端を担うものといえる。田原屋は今後も都市近郊への出店を通じ、地域に寄り添う衣料品供給網の再構築を進める構えである。以下、株式会社田原屋のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
- 店舗情報
 
オープン日 2025年11月5日(水) 店舗名称 パシオス 岩槻本丸店 所在地 埼玉県さいたま市岩槻区本丸3丁目20番45号 ヤオコー岩槻本丸店2階
電話番号 048-720-8109 営業時間 10:00~20:00 






