バリアのない商業施設を目指して | 商業施設ニュース
バリアフリー。アクセシブルデザイン。この言葉は必ずしも障害者の方だけに向けての言葉ではありません。どうしてもバリアフリーやアクセシブルデザインという言葉を聞くと自分ごとではなく、どこか他人事のようなイメージを持たれるかたも多いかと思います。実際には足を怪我した場合、妊婦になった場合、ベビーカーを使用して移動する場合、高齢者の方と一緒に移動する場合など幅広い範疇で対応するのがこれらバリアフリーやアクセシブルデザインの考え方の基本にあります。
今から10年くらい前に膝の骨が抜けてしまったことがあります。亜脱臼というやつなのですがその影響で膝の靭帯が一気に3本くらい伸びてしまいギプスをして歩いていたことがあります。健常でそれまで怪我もなかったのですが怪我をしたら気がつくことたくさんあります。階段が大変だということ、座れる場所がないということ、あまり周りの人は気を使ってくれないということ。いろいろなことに気付かされました。同時に自分が高齢者になったらどうなるのかを考えて、高齢者の体験ができる装具をつけて高齢者体験をしてみたらそれはそれは大変でした。
バリアフリーを対応することは他人事ではなく、常に自分ごとであり自分の周りの人のためにもなることだということをどこかに忘れないでほしいものです。同時にバリアフリー対応を施すことでこれまで来訪できなかった消費者が来訪できるようになる可能性があがります。少子高齢化で人口減少している日本においてバリアフリーを取り組み少しでも多くの来館者を獲得していくことは商業施設にとっては大切なアクションになることは間違いありません。
今回はサンシャインシティがITのチカラを借りて案内所スタッフの音声データを文字情報としてお客様に対して表示し、耳の不自由な方を含めよりスムーズな案内を目指すというニュース。今回技術提供するのは株式会社アドバンスト・メディアが提供する、音声認識で顧客接点を強化する会話解析ソリューション「AmiVoice SF-CMS」。今後うまく行けば外国人への対応も可能になっていくのではないでしょうか?サンシャインシティはこれだけではなく、より多くのバリアフリーに対して積極的に対応しており専用のWEBサイトも設置しています。今後のサンシャインシティのバリアフリー対応には注目です。以下、株式会社サンシャインシティのプレスリリースより画像を引用。
・サンシャインシティ バリアフリー情報サイト
https://sunshinecity.jp/file/official/barrierfree/