ハンドメイド市場のリアル店舗進出
CtoCマーケットの盛り上がりはこれまで数回ありました。明確にはリアルのフリーマーケット。1990年代から増えていきましたが、それが明確にネットに置き換えられてしまいました。それはヤフオク。フリーマーケットもヤフオクも型番商品メインで人気になりました。自分がほしいものが明確に決まっていて、それを安く購入できることで人気になりました。そこに大きな穴を明けていったのが昨今のメルカリ、フリマ、ミンネのアプリケーション群。
それらのアプリケーションでは人気のハンドメイド作家が生まれつつあります。彼らハンドメイド作家の成長ステップとしてはそれらのアプリケーションから販売サイトを立ち上げ、販売サイトを立ち上げたらそこからECモールへの出店というながれになっていきます。しかし、ECでの売上もある程度のところで頭打ちになってしまいますのでその次のステップとしてはリアル店舗になっていきます。
安易にリアル店舗を出店できるかというと、そんなに簡単ではありません。というのもプロパティマネジメント側が新しいMDが欲しくて出店してほしくても、プロパティオーナー側がクレディビリティーを問うてしまって出店出来ない事例は数多くあります。そのためにまずは催事店舗、ポップアップ店舗として小さな施設で出店して実績をあげて、大きな商業施設に出店するという流れになります。今回まさにこの流れを汲んだ店が出店します。
小さいふ。クアトロガッツ。小さいお財布専門店で10年以上ものづくりに取り組む、株式会社ガッツ。スマホ専門アプリを開発し、思い出の絵や写真があればスマホから画像をアップロードして簡単にオーダーメイドアイテムを作れる仕組みを保有した企業です。そもそもネットだけの仕組みだったものを店頭で対話しながら一点物をつくりあげていけるということで、ららぽーとEXPOCITYに初出店となったもようです。おそらく出店にいくまで相当実績をつくり、その実績を評価されての出店になったのではないでしょうか?実力ある株式会社ガッツの今回の挑戦注目です。以下、株式会社ガッツのプレスリリースより画像を引用。